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SIDE03 品方燈真(しなかたとうま)
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「おい、燈真」
俺の名前を呼ぶのは中原疾風だった
中学生の時から仲がいいやつ
そして高校も一緒で
クラスも一緒でおまけに席も隣
「なんだ」
と答えれば暇そうな顔で俺を見る
これが朝の日課だったり
「なんか楽しい事ないかな」
これも毎日
俺にどうしてほしいんだろうこいつは
「綾ちゃんの所いけば?」
そう言うとこいつは
徐々に頬を赤らめていくんだ
隠しているつもりだろうが全く隠せていない
「いかねーよ、あんな所!」
「なに、喧嘩したの?」
「してねー」
こうゆう時は大抵朝にでも
喧嘩してきたんだろう
いつもなら暇つぶしにでも
話を聞くが、今日は何故か気分が乗らない
「お前って恋愛したことあんの?」
ふと、疾風がそう口にだした
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