アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
SIDE07 中原疾風 (なかはらはやて)
-
「ねえ、俺にどこ攻めてほしい?」
そう言いつつも俺の身体をまさぐる綾
綾の手には先ほど付けた俺の唾液
それが自分に返ってくるなんて
「ここは?」
いつもよりトーンが低い綾の声は俺の頭によく響いた
そう言って段々と下の方へ向かう手
「ちょ、まっ……んん」
綾の手が次第に俺の下着の上を撫で回し、俺の陰部が反応し始めているのが自分でもわかってしまう
お互いの吐息が混ざり合う
「はあぁんんっ……っ」
でもこの心地良い時間にもマンネリを感じてしまった俺
俺だって男だしこの昂った感情は好きな人にぶつけたい
「あや…とっ…もっと、しようぜ…んんっ」
いつも綾にやられっぱなしなんて男としてどうかと思うし
たまには俺だって綾のことめちゃくちゃにしたいって思う
俺は思わず綾の手を掴み
綾の顔の横に押さえつけた
同時に綾の薄っぺらいTシャツをたくしあげ
綺麗な胸板を優しく優しく撫でる
「疾風」
綾の甘い声で俺の感情はより昂るんだ
「嬉しい、けど疾風が俺を攻めるなんてまだ早い」
綾はそう言って
俺の腕でしっかり押さえつけておいたはずの手を簡単に動かしてみせた
してやられた気分だった
そして
俺の縛りから放たれた腕で簡単に俺を持ちあげる
なんて様だろうこの光景
簡単に俺を持ち上げては故にお姫様だっこのような格好で足を進めた綾
「おいっどこいくんだよ」
俺の精一杯の抵抗もまったく効かずに
「ソファなんて狭すぎるでしょ」
とだけ言ってあきらかに俺の寝室へ向かっていた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
86 / 94