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SIDE07 中原疾風 (なかはらはやて)
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「ハァ…ハァ…ッッんっ…」
「疾風、大丈夫?」
「綾、だいすき、愛してる」
自然と俺の口からそんな言葉が
次々とでてくる
「疾風」
なんだか恥ずかしくて目が合わせられない
俺は無意識にも
自分の腕で顔を隠した
だけど意地悪な綾はそんな俺の腕も
力ずくでも取り除け
しっかりとした目でこっちを見ている
「俺も愛してるから、離さないから」
いつもの軽いしゃべり口調ではなく
ずっしりとした重たい言葉
光の早さで体中に響きわたった瞬間だった
幸せってこうゆうことだなきっと
お互い疲れきったのか
いつ眠ったのかは覚えてない
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