アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
13
-
「サイザキの件、ウラとれたぞ。やっぱ薩摩だわ。黒音を通して志摩と電脳ワーカー…てか、お前と菊蛍の評価下げるための」
今日も今日とて働かない父親の代わりに頑張る勤労少年タカラ・シマの元に親友であり腹心であるクラミツがデータを携えて現れた。
目を通して許可印を出す。どこの責任者も目を遠くしながらやるのであろう作業ながら、志摩王子は「んー」と返事する。
「どーもこーもないですねー。志摩はそぉゆう情報戦とか謀略とかに長けてる奴のいない、脳筋族ですけんねえー」
「中枢にいる俺とお前が大人の皺寄せ食らった未成年のガキだしな」
この場合、問題になるのは薩摩のヤマト王ではない。ヤマト王を担いで裏で甘い汁をすする官吏どもだ。100年以上、王族を利用してヤマト星系にのたうつ老獪狸どもは厄介である。
「つーか、俺ぁ菊蛍の脇の甘さに驚いたよ。あの人はそれこそ狐狸妖怪の中でも最上級の九尾狐みてえなもんじゃねえか」
「聞けばサイザキ、クロに手出しかけた挙げ句、会社のお荷物で、それを聞いた菊蛍が不穏な笑みを浮かべたらしい。
それで一年も経過してから今回の始末だ。菊蛍は仮想次元関係はあまり強くないから、それでだと思ったが、婿どのによると、サイザキは収容直後に変死したらしい」
「……殺すついでに利用されてんじゃん」
「データ流出も、派手な内容だが会社の機密じゃない。ただ菊蛍とクロがイチャついてるだけだ。菊蛍の所有物ですと言わんばかりの首輪つけてな」
『俺が愛玩している猫である。可愛かろ? このとおり、俺の言うまま首輪をつけて腰を振る、何の力もない子猫だ。お前たちの警戒する相手ではない』
いかにも言いそうだ。麗しい声音が脳内再生されるほどに。
「菊蛍に愛人が大勢いることは、愛人たちも分かってるはずだ。でも不干渉だろ。だったら、いまさら黒音ひとり増えたところで「菊蛍が変な気まぐれ発揮した」くらいに思うはずだ。それを強調したかったんだろ。
プラス、三味線小僧の引退が目的だろうな。わざわざ自分のもの宣言しつつ」
「サイザキ一人殺すのに、そこまで利用するか……」
「それでも手出ししてくる過激派は、クロが志摩にいる間なら簡単に処理できる。サイザキが今まで生かされてたのも、このタイミングのためだろうな」
様々な意味で菊蛍に利用された志摩王子、作業を放り出して畳に身を投げ出した。障子窓から見える空があおーい。
「薩摩の狙いとしては、菊蛍と俺の間に溝作りたかったんだろ。たぶん。知らん。
あいにくだが俺は菊蛍と手を組む気はない。あの妖怪は俺の手に余る。
むしろ、世間が菊蛍のおまけ扱いしてるクロのほうが、俺には得難い。誰もスピーカー事件の深刻さを理解してない」
「あんまり巻き込まないでくれよ。籍のうえでは他人だが、俺の兄さんだ」
「別に、利用しようと親しくした訳じゃない。そういうのは伝わる。あいつは猫のように人の気持ちを視るしな」
「問題は、預かりもんの黒猫じゃなくて、所有権巡ってるミーアキャットのほうじゃねえか」
「……それな」
このたび、志摩王子の伴侶であるシヴァロマ皇子の双子、デオルカン皇子が帝位継承権を捨ててまで結婚した。
恋愛沙汰ではない。完全に保護目的の政略結婚だ。それも、薩摩にその子を奪われない為の措置。血と戦の申し子と呼ばれるデオルカンがそこまで惚れ込むほどの逸材だ。
その人物については、今はさておき……
「クロのこと、志摩側としても放置しとけん。そろそろ表に引っ張り出す」
***
「はーい、リスナーの皆さんコンニチワー。イオリコのトークチャンネルのお時間です。
本日のゲストはなんと、様々な話題の的、三味線書生・炎上黒猫ことクロネさんです!」
しにたい……
俺はなぜか、かつて学生時代、勉強の傍らに見ていたトークチャンネルに出演してる。軽快でとぼけたふりして弁舌のボディブローで抉ってくるイオリコ姐さんの隣にいる。アバターだけど。
「えあ、えと…口べたなんで、おてやわらかに………」
赤と黒のチェッカー柄畳の数寄屋というスタジオで、俺は縮こまって挨拶にもなってない挨拶をする。
イオリコ姐さんはそんなことかまってくれないけど。よく知ってる。
なんで俺ここにいんだろう。志摩王子に言われて……いきなり本番で……何の打ち合わせもなくて……とにかくガタガタ震えてる。ライブで入る客なんかイオリコ姐さん一人の圧にも敵わない。
「今回はデリケートなお話も含んでるので、十五歳以下は視聴禁止よ!
あら、ねー、クロネちゃん、そのチョーカー素敵ね」
「あ、これ…貰った」
貰ったチョーカー、アバターにも反映させてる。菊花に蛍字のタグに触れると、イオリコ姐さんが朱の唇を微笑ませて指を当てる。
「菊蛍さんから貰ったんだぁ?」
あ、えと、はい。多分それは、バレてるだろうので……わかりやすすぎるので。
「恋人?」
「ん……えぇ、と。保護者みたいなもん、かな。恋人ではない……」
「えー、保護者とえっちしちゃう?」
グイグイくるなイオリコ姐さん。知ってた。
「一般的じゃない関係だけど、飼い猫みたいなもん、だと思う」
「あら、セクシーな関係。キメセクとSMプレイがお好きなのよね?」
「はあ!? 好きな訳ない。痛いの嫌いだし、クスリも嫌だ」
「でも初対面の海賊と拘束キメセクしちゃったのよね、合意で」
「あ」
言葉に詰まった俺に、イオリコ姐さんがにこぉ…と笑う。こえぇよぉ。
「ウィッカプールに居る間、ずっと蛍さんにくっついてたクロネちゃん、可愛かったぁ。どこでハイドウィッカーと知り合ったの?」
「え?」
経緯とか考えてなかった俺は、視線を泳がせる。嘘って本当に嫌いだ、辻褄とか考えらんない。確か、嘘をつくときは嘘四割、真実六割って言うよな。
「カジノを見学してた。スロットとかアナログで、内装ゴージャスで凄かった」
「ふんふん」
「そしたらVIPルーム来ませんかって……どんな部屋か見てみたくて、そうしたらえと、オーナーさんがハイドウィッカーに会わないかって」
「それでついてったの?」
「えぇと、うん」
「何で行ったの? まさか徒歩じゃないわよね」
「え? えーと……フロートライナーで?」
乗り物といえばそのくらいしか知らなかったもんで、爺ちゃんの乗ってたフロートライナーを思い浮かべたが、
「あら。ウィッカプールってフロートライナーじゃ飛べないのよ。規制機関がないから事故ると地上の人間まで死んで大変なことになるの」
早くもボロが出たよ。だから嘘って嫌いだ!
「乗り物くわしくない……とにかく何かに乗った」
「それでハイドウィッカーに出会って、拘束して貰ったの? されたの?」
「ふぇ!?」
「クロネちゃんが初対面の海賊さんに手足を縛って欲しいなんて言えるコに思えないなあ、お姉さん」
ほっぺに人差し指あてて、首を傾げるイオリコ姐さん年齢不詳。リアルの俺は冷や汗だらだら。
「クロネちゃんだったら、今晩にでもお姉さんが縛って遊んであげるわよ?」
「え!? はあ!?」
「あ、でも拘束は嫌いなんだったかしら? おかしいわねー」
「えと、えと……」
「それと、合意のえっちが終わった後、あなたウィッカプールのスピーカーをジャックして菊蛍さんを呼んでたわよね。公式記録として残ってるのよ。ハイドウィッカーは帰してくれなかったの?」
「それは、熱が出て……うわごとだった」
「あらあ、ハイドウィッカーは熱が出たのに会社の人に連絡もしてくれなかったの! 翌日は大事なライブだったのに?」
「寝てたから知らない……」
「クラライア皇女殿下の証言によると、踏み込んだ時ハイドウィッカーは貴方を盾にして、こめかみに銃口を突きつけてたらしいわね。それが現行犯逮捕の決め手だったわけだけれど。これも合意?」
「……そ、そうです」
としか言いようがないだろ!
なんだ、なんで今さら蒸し返してくるんだよ。何が目的だよ。
「突発的に初対面の海賊さんと合意で寝ちゃったクロネちゃんだけど、保護者で所有者で飼い主の菊蛍さんは許してくれたのかしら?」
「えと」
「菊蛍さんとクロネちゃんの猫耳えっち、可愛かったわねー。いいわねえ、綺麗な男の人と、かわいい男の子の絡み。お姉さんそういうの大好きよ。あれってごく最近のムービーらしいじゃない?
ハイドウィッカー事件の後。菊蛍さん、許してくれるなんて心が広いのね。それとも、誰とでも寝ちゃう感じ? お姉さんとも寝る?」
「へ!?」
「女の人が駄目なら、素敵な男性を紹介するけど、どお?」
「い、いらない!」
「菊蛍さんに知られちゃうから? でも変ねー、内緒の浮気なんだったらスピーカージャックして菊蛍さんを呼ばないわよね」
「う」
「菊蛍さんは迎えに来てくれなかったの? スピーカージャックからクラライア皇女が突入するまで何時間もあったそうだけど」
「そ、その時は怒ってた…? んじゃないか、な」
「怒ってたとしても、翌日ライブだったのよね。社長すら迎えに来なかったの。おかしいわねー。なのに、ウィッカプールから出るまで、菊蛍さんとっても気遣わしげに貴方を支えながら歩いてたわよね」
「ううう」
手詰まり。王手。投了。チェックメイト。そんな単語がぐるぐる回る。
ぎゅっと目を閉じて、覚悟を決めた。
「全部合意でした。暴行や事件性は全くありませんでした!」
弁護士と相談して決めた台詞を吐く。もうこれしか言えねえ。
イオリコ姐さんはイタチのように笑う。いつものように。
「真実は貴方の心の中。イオリコのトークチャンネル、楽しんで貰えたかしら? クロネちゃんのこれからの活躍が楽しみね」
なんだったんだよ、あれは……
仮想次元から逃げるように切断して、布団に突っ伏す。盗撮事件があってから、部屋は城のほうに移された。王族がたの住むフロアに。高待遇だな、おい。
「志摩王子、あれはなに」
俺の部屋のリクライニングチェアでロマ若の新刊読んでる志摩王子に文句を言う。
「ハイドウィッカーの被害届取り下げは、治安のためと、蛍の負担軽減のためだった。そんなのあんただって知ってるだろ。どうして今さら蒸し返す。あんなの、状況証拠から分かってる奴だって沢山……」
「憶測じゃなく、お前が実際に表に出て発言して反応するのが重要なんだよ。実にいい口べたぶりだったぞ。あっはっは」
あっはっは、じゃねえよ。涙目だよ。イオリコ姐さん、怖かった。
もうひとり怖い奴が出てきた。
『志摩王子。ご説明願おうか?』
俺のモンペが俺と志摩王子にクローズドトーキー飛ばしてきた。来るよな、そりゃあな!
「べつにだな。イオリコのネタリストにクロのこともあったから、協力しただけだ。個人の眉唾トークチャンネルで、政治的な力もない。なぜ目くじらを立てる?」
『それはうちの社員で、今や看板なのだがな』
「俺はクロに出演を勧めたが、強制はしてない」
『あえて我が社を素通りした理由を聞いている』
「お前の都合のせいで薩摩と面倒なことになった。そのツケだ。あんまりゴネるとクロを俺の養子にしちまうぞ」
「嫌だ! 電脳ワーカーに帰る!!」
二人の口論におろおろしてたが、焦って口を挟んだ。
「だってさ」
『志摩王子。俺は貴方を敬愛している。クロネを皇王族の悶着に巻き込まないでくれ』
「兄貴にクロネとの関係を知られた件についてはいいのか?」
「へ」
アニキ? 誰のアニキだ? それともマッチョのアニキか。ムキムキなのか。
『とうの昔に知れているであろう、そんなことは』
「皇王族の問題に巻き込んでほしくないなら、王族を利用するなよ」
『か弱いロマゆえ、利用できるものは何でも利用する』
「はは、かよわい。かよわいって衛星兵器の名前だったか?」
『……クロネの力がカサヌイ様にしか手に負えぬものだということは理解している。であるから志摩には便宜を図っているつもりだ。ヤマト王位継承の悶着に巻き込まんで欲しいという願いは聞き届けて貰えんだろうか』
「戦争になったら帰すよ。戦争はやらんつもりだが。それまでに経験積ませるのもコネ作るのも良いだろ」
『志摩王子。貴方はお若い。この宇宙に渦巻く悪意の一端もご存知ではなかろう。
俺の問題に志摩を巻き込んだこと、お詫び申し上げる。こちらで処理する手筈であった。そもそも薩摩の牽制は無意味である』
「お前に助けられてることは理解してる。何でか知らんほど過保護にな。
この際だから言っておくが、俺はお前を信頼も信用もしてない。クロを預かったのは、俺がクロを気に入ったからだ」
『疑いこそ真の信用。薩摩につくことになろうとも、貴方が王になられることを一人のロマとして願っている』
「ふん」
トーキーが途切れた。なんだったんだ、今の会話。全然理解できなかった。誰か解説実況つけてくれ。おおーっとここで志摩王子、反撃に出ましたぁー! みたいな感じで。
怖い会話にぶるぶるする俺に、志摩王子が憔悴した笑みを向ける。
「あー、しんど。冗談じゃないな、お前のモンペ」
「なんだった…ですか」
「要約すると「俺の可愛いクロネを王族の問題に巻き込むな! 援助打ち切るぞゴルァ!」って話」
「モンペじゃん」
「モンペなんだろ」
「イオリコさんの番組に俺が出ると、王族問題に巻き込まれたことになる?」
「薩摩がうちに喧嘩売ってきたんだ。それの意趣返しだった。お前を利用したのは謝るが、お前が仮想次元で嫌われるの、見てんの嫌だったんだ。
菊蛍は三味線小僧にハイドウィッカーとの汚点が出来た時点で、醜聞を更に煽って三味線小僧の存在自体を仮想次元から消そうとした。お前を引退させることで、お前を守ろうとしたんだ」
「……それはちょっと嬉しい」
「だよなあ。クロは芸人に未練なんかないもんな。蛍一番で。余計な世話だったのは分かってる。
でも、俺はけっこうお前の三味線のファンなんだよ。汚れたまま舞台を去ってほしくない」
俺にとってはどうでもいいんだけどな、本当。嫌なことしか言われないし。エロコラ作られるし、盗撮されるし。ただのロマに戻りたい。そもそも最初は出張芸人サービスだったはずが、なんでこんな大事になったんだ。
志摩王子が帰ってから、蛍にメールを送った。
「なんか、ごめんなさい。自分のしたことよくわかってなかった」
怒ってるかと思ったが、蛍からすぐに通信がきた。クローズドで。
「お前に怒ってはおらんよ。もうじき、ロマの記念日である。ともに祝えないが、何か欲しいものはあるか。星か、船か」
なんでその二択だよ。スケールでけえな。びっくりしたわ。最初のプレゼントがチョーカーだっただけに。
「そういえばゲームが好きだと聞いたが……」
「学生の頃な。今はあんまりしない、時間がないから」
ほんとは志摩王子に引きずられて腐男子になっちゃったからゲームする暇ない、とかは言えない。
「でも、好きは好きだ」
「作ってやろうか」
「へ?」
「お前の好きだと言った、なんだったか、あの、俺が着た衣装の……あれのデザインをしたのは知人のロマである。ロマの各ゲーム社の最高の人員を集めてお前のためのゲームを制作してやろうか。アリヅカマチ、ニシタ、ツクバイあたりに都合がつくぞ」
伝説級のシナリオライターとかグラフィッカーとかサウンドクリエイターじゃん……ええ、意味わからん。何言ってんのか分からん。けど、凄く見たい。
いや、でも。でも。俺は欲望をぐっとこらえた。
「それって、蛍の愛人?」
「ロマに愛人なぞおらんわ」
そっか。皇帝落とすような人が、ゲームクリエイターと寝ないか……ちょっと安心した。
「だけど俺、ゲームなんかより蛍に会いたい」
ぽつんと呟くと、蛍が笑った。
「俺もだ。しかし暫く志摩には行けんし、お前を志摩から連れ出すこともできん」
「そっか……」
「だが、同じ船にいたころよりも会話を交わすようになったと思わんか?」
そういえば……
電脳ワーカーにいた頃、お互い忙しくて三日に一度、酷い時は週に一度なんてザラだった。それを思えばその頃より蛍と寄り添ってると言える。
「離れているのは寂しいことだが、お前が無事で楽しく日々を過ごしていること、声を聞けば分かる。俺にはそれが嬉しい」
蛍にとっては俺の安全が最優先だもんな。俺は危なくたって、蛍の側にいたいけど。
「しかし、そうだな。そうまで会いたいと言うなら……ロマの記念日にはセクサロイドを作ってやろうか」
「い、いらない! そんなの蛍じゃないもん。遠隔セックスのほうがまし」
「違う。お前の型を、船に置く。ウィッカーは意識体をマシンに移すと、五感を得られるらしい。俺が抱くのはセクサロイドになるが、お前は俺の感触を得られるぞ。
カサヌイどのに聞いてみるがよい」
その場でトーキー保留にして、志摩王子に連絡した。どうせカサヌイのおっさんは酒呑んでろれつ回らない時間だ。
「ふぁ……どした?」
「寝てたですか! すいませんですが教えてくださいおねがいします」
「ど、どうした?」
「セクサロイドに意識体飛ばして五感を得るってどうやるアレですか!!」
「ああ、俺が前に婿どのにやろうと思ったやつな」
「やらなかったですか何でですか」
「口調崩壊してんぞ、落ち着け。単純に、婿どのの立場上、セクサロイド持ち歩く訳にはいかなかったから頓挫したんだ。あと、感触を十分に得るためには精密で高価なセンサーが必要で、俺のポケットマネーじゃ無理だった」
「ありがとうございました!」
「んあ。おやすみ。もう起こすな」
志摩王子との通話切って、蛍のほうに戻る。
「すごいセンサーいるって」
「専門家に注文するゆえ、出来については心配するな。そんなに喜ぶとは思わなかった」
喜ばずにいられるかぁあ。どんだけ俺が蛍に触れたくて、触れてほしくて悶々としてるか。
「仕上がりには時間がかかる。少なくとも三月は待て。それまでに意識体の移し方を学ぶがいい」
死ぬ気で頑張ります。
あー、興奮しすぎて眠れない。心を落ち着かせるために、ロマ若読も……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 53