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17 《痩せた男》☆
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(その少し前)
《痩せた男》
どれもこれも気に入る子猫がない。
そんな時、変わった髪の少年が2階から覗いている。
「ズグ!!
表に出るんじゃない!!」
店主が怒鳴る。
「……あの子は?」
「子猫見習いですよ。
全く!!」
ふうん。
「あの子でいいよ。」
「は?
あの子猫は見習いでまだ上手く出来ないし、ちょっと頭が…。」
気に入った。
足りないくらいなら、詳しく説明する事もない。
「いいよ。初回は二時間だったな?」
「そうですけど……
じゃあどうぞ。
返品は無しですよ?」
ジロリと睨んで店主が言った。
「ほら!入りな!」
引き摺られるようにして来たのは、変わった髪の幼い少年。
「子猫のズグです。
可愛がってやって下さい。」
店主は、一息に営業用トークを言う。
ズグは全裸で小さな性器を隠そうともしない。
ただソワソワしてる。
はい、可愛がるよ。
私独自のやり方で。
「ぅあ……」
ズグは、チラチラ下を気にして今にも逃げそうだ。
「昨日の客は居ないよっ!
いいかい、満足させられなかったら……わかってるよね!」
ぎゅうっと手を抓って店主が脅す。
「……!」
フーフーと唸られた手を撫ぜて、ズグがコクコクする。
「じゃあよろしく。
二時間経ったら声掛けますから。」
やっと店主が階段を降りた。
「……やぁ、ズグ。」
ズグは警戒してる。
その顎を持って優しく言う。
「おかしいね。
別の子猫はマロンやピーチ、アプリコットやカシスって名付けられるのに、どうして君はズグなんだい?」
「……?」
「ああ、そうか。
ズグってグズの言い換えだ!
グズ……もしくはクズ。
おまえはノロマでゴミみたいなヤツなんだよ?」
「……ぅあ…?」
「難しいか?
頭足りないって言ってたのマジだったんだ?
ノロマでゴミで頭足りない、本当生きてる価値が無い。」
素早くボールギャグを噛ませる。
「……フッ……フッ!」
嫌がって取ろうとするが、大人の力には敵わない。
手を前で縛り足も縛る。
ズグの目が恐怖に見開かれる。
さすがに恐怖を感じる事は出来るのか。
ゾクゾクする。
そうでなくては。
「ゴミは何も喋らない。
さぁ、取ろうとした罰だ。」
ムチがわりのベルトを取り、ズグを見下ろした。
ズグが芋虫のように這って逃げようとする。
「逃げようとしたね?
それにも罰を与えよう。」
ムチをズグに向かって振り下ろす。
至近距離で振り下ろすとゴツッ、ゴツッ低い音がする。
この程度ならまぁ横槍が入らないだろう。
ズグはもうパニックだ。
音と共にズグの顔が歪み涙がボロボロ落ちる。
ああ愉快。
舌舐めずりをする。
さぁ、二時間たっぷり遊んでやろうか。
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