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23 《店主》☆
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《店主》
ズグを充てがった客が、まもなく二時間になる。
ズグは上手くやったんだろうね?!
ズグが良い!と言い張ったんだから、
ま、文句が出ても知ったこっちゃないし。
2回目で太客でも無いし、出入り禁止しすればいいだけ。
「お客さん、二時間です。」
アタフタする気配。
「あー、ちょっと待って!今開ける!」
5分後。
「ごめん!どうぞ!」
客がニコニコとドアを開けた。
ズグはベッドに座り、普段にもましてボーーッとしてる。
ツカツカ、ズグの側へ行きその顎を掴む。
「ちゃんと出来たんだろうねっ?!」
「……ぁー……」
反応が薄い。
「ちょっと!ズグ!!」
肩を揺すろうとした。
「あー!ママさん!
ちゃんと今回も出来ました!
な?ズグ?
フェラもゴックンも出来たよな?」
さりげなくズグと私の間に割って入る。
「……そうですかぁ?」
ボーーッとしてるズグの様子から、そうとは見えないけど。
ま、客が満足ならいいか。
「でもママさん、ズグ調子が良くないみたいです。
この後休ませてやってはくれませんかね?」
そっと金を僅かばかり寄越した。
まぁ…いいか。
どうせズグはお呼びが掛からないし、あの客の後、痛み止め飲ませただけだからぶっ倒れても仕方ないし。
「いいですよ。
おらズグ、部屋に戻りなっ!」
肩を掴んでグイッと立たせる。
あら、やだ。
勢い余って床に転がった。
「ズグ!早く起きな!」
足で突くと、ズグは倒れたままボーーッとしてる。
「ズグッ!!」
なおも突こうとしたら、
「俺が運びます。
部屋、どこですか?」
ニコニコと客が言って、ズグを素早く抱き上げた。
「一番奥。すみませんねぇ。」
「いいえー。
さ、ズグ行こうか?」
反応がないズグに優しく声掛けて、連れて行く。
「先に降りてて下さい。
すぐ行きますから。」
あくまでニコニコと低姿勢だ。
放っといてくれたら、こっちでやるのに。
物好きな客もあったもんだ。
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