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27 《店主》
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《店主》
コーチクの開店と同時に、あの物好きな客が飛び込んで来る。
呆れた。
どれだけ待ってたって言うのよ?
「今晩は!
ズグをお願いします!」
ニコニコと相変わらず愛想だけは良い。
「あーいらっしゃいませ。
ズグ…ね。」
「そうです!」
しまった、ズグの様子見るの忘れてた。
「ちょっと30分待って。」
「ズグ……具合どうですか?
まだ悪い?」
「そんな事ありませんよ。
酒でも飲んで待ってて。
あ、その前に料金ね?」
心配そうな客を残して2階に上がる。
まさかくたばっちゃいないでしょうね?
「ほら!ズグ!客!」
ドアを開けるとズグはスヤスヤ寝ていた。
なんだ、大した事なかったんじゃない。
「起きろ!」
足先で突いて、声を抑えて怒鳴る。
黒猫がするりと横を通り、部屋の外に行く。
「………?」
目を擦りながら起きて来る。
「……あー……」
「あーじゃない!全く!
シャワー浴びるんだよ!」
寝ぼけてるズグを引き摺って、シャワーのある部屋に連れて行く。
真っ裸にして傷の具合を確認する。
背中の無数の傷はミミズ腫れになって脱がす時悲鳴を上げたけど、まぁ問題はない。
尻穴は瘡蓋になって血は止まった。
突っ込んだら切れそうだけど、フェラなら問題なし。
「うん、ま、いいか。
シャワー浴びといで。
グズグズしない!」
ボーとしたズグをシャワー室に押し込む。
「浴びた?
グズ!さっさと出て来な!」
シャワー浴びて目が完全に覚めたのか、キョトンとした顔で私を見る。
「客だよ。あの部屋に行きな。」
客と聞いてズグが逃げ出そうとする。
そうは行くか!
「待ちな!」
素早く羽交締めにする。
「あー!」
必死になって泣き叫ぶ。
客に聞こえる、もう!
馬乗りになって手で口を塞いだ。
やだ、この子ガタガタ震えてる。
「静かにしろ!
あの客じゃない。飴くれた客だよ!」
ピタッとズグが止まる。
やれやれ。
大人しくなったズグから離れる。
「良いかい?
前回はちゃんとしたのか怪しいけど、
ちゃんとフェラするんだよ?!
しなかったらお仕置きと飯抜き…あ!ちょっと!!」
ズグが駆け出した。
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