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36 《痩せた男》☆
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《痩せた男》
一時間前に行く、と連絡した通りにコーチクの扉を開ける。
「いらっしゃい。
ちょっとお待ちください。」
若作りの店主がひっそりと迎える。
一時間前に行く、と連絡していれば、店主とあの子猫が待っていてスムーズに連れ帰れると思っていたが。
これだから場末の店は。
しばらく経って二階から子猫が顔を覗かせた。
私の顔見て凍り付く。
「ひっ…!!」
逃げようとするが店主に捕まった。
「この莫迦!!客を選り好みすんじゃないっ!!」
店主が引き摺って階段を降りて来る。
「すみませんねぇ、お客さん。着替えてる途中に脱走して下を覗くなんて。」
子猫はジタバタ暴れるが、太った店主と痩せた小さい子猫では差があり過ぎる。
Tシャツの首根っこを吊り下げられて、それでも逃げようとする。
下は裸だ。
暴れる度に小さな尻が見える。
「この莫迦グズッ!!
ズボン履いてお客さんと一緒に行くんだよっ!!」
「あーーっ!!あーーっ!!」
煩い。
「ちょっと失礼。」
ハンカチに染み込ませた薬を、子猫の鼻と口に当てた。
見る間にグッタリする。
「……ちょっと!ヤバい薬じゃないでしょうね?」
店主が失神したズグを気味悪そうに見る。
「心配ない。ただの麻酔薬。
ズボンは要らない。
車で来てる。」
小脇に子猫を抱えた。
Tシャツが捲れ上がって小さな尻と子猫の小さなモノが丸見えになる。
長居はいらない。
横付けした車に戻って子猫を後部座席に転がす。
後部座席の下に転がった、いらない子猫。
二日間、楽しめそうだ。
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