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50 《店主》☆
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《店主》
約束は店が閉まった後。
本当に返してくれるんでしょうね?!
いや、別に返して欲しくはないけど、あのズグ贔屓の客がうるさいし!
ズグだけだったら厄介払いが出来て好都合なんだけど。
なにしろあの客じゃなきゃフェラも出来ない、何やってもダメ!なんだから!
車が止まった。
時間通り。
「いらっしゃいませ。
子猫は如何でしたか?」
「気に入った。」
男は入って来ると同時に、小脇に抱えてたモノをドサッと落とす。
「キャッ!!」
バスタオルと共に床に落とされたのは、ズグ!
真っ裸で完全に伸びている。
頬は腫れ、首は絞められた痕、至る所にミミズ腫れ、乳首は傷付いて、下半身は血と精液まみれ。
「まさか死…」
「生きている。
苦痛を与える為にしたが見掛け倒しで、どれも大した事はない。」
男は素っ気なく言う。
まぁ死んでなかったら問題ない。
でもここで舐められては困る。
「でもお客さん、しばらくは店に出せませんよ、コレじゃあ。」
「わかってる。」
封筒を取り出す。
ふぅ…ん、金になるんだったら悪くない。
「わかりました。
ありがとうございます。
今後ともご贔屓に。」
男は帰って行った。
あー嫌だ嫌だ、Sなんて!
でもズグじゃあ仕方ない。
そうでなくちゃ、ズグにかかってる分の生活費回収出来やしない!
ズグを軽く蹴る。
「起きろ!
自分でシャワーと後始末するんだよ!」
全く起きない。
もう!
水を頭から掛けた。
さすがに目覚めて怯えて頭抱えて丸くなる。
「いつまでやってんの!
此処はコーチク!シャワーと後始末しな!」
キョロキョロあの客がいないか確かめて、はーーっと息を吐く。
その言動にイラッと来る。
「グズ!早く行きな!」
その声に飛び上がって、
ヨロヨロとあちこちに縋って浴室へと向かう。
うわ、血がまだ止まってない。ズグに掃除させよう。
辛くてひんひん泣きながら、階段を一段、一段登ってる。
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