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《晴》
トレーナーの上を着せる。
ズグには大き過ぎて腿の半分くらい隠れてしまう。
腕も捲り上げてやる。
とりあえずはこれでいいか?
ズグをキッチンに座らせる。
冷蔵庫を見て、
「あー!あー!」
と言う。
昨日、ここにシチューしまったの覚えてたんだ。
「シチューアレンジしてパン粥にしような?」
「うー!」
シチューを取り出し、パンを浸して電子レンジに入れる。
ズグは不満そうだ。
なんでお預け食らってるのか、わからないって顔してる。
「まぁ待て。」
出来たら今日は少な目によそう。
ズグの胃、小さくなってるもんな。
「さぁどうぞ!熱々だからフゥフゥしてな?」
ズグは何言われてるのかわからないで、ただ待ってる。
「こうだよ。」
フゥフゥしてズグの口に入れる。
ゴクンと飲み込んで、キラキラの目になる。
「食べな。俺も食べようかな。」
今度は少し足りないくらいでご馳走様になった。
「……ぁ〜……」
名残惜しそうに、皿を見てる。
「いいんだ。
今日はデザート食べるから。」
苺のショートケーキを出す。
何が良いか、ずいぶん迷ったけど結局無難な所でこうなる。
「食べな?ズグのだよ?」
「??」
クンクンと匂いを嗅ぐが、動かない。
もしかしてケーキも、初めてか?
「ズグ、あーん?」
素直に口を開ける。
ケーキを一口入れてやったら、驚いた顔してあっという間に飲み込んだ。
「あー!!あー!!」
バンバンテーブル叩いてる。
気に入ったようだ。
フォークを渡すと、見様見真似で使おうとするが結局手掴みでハモハモ食べ出す。
苺食べた時のズグの興奮ったらない。
「そんなにおいしい?
ならこれもどうぞ?」
俺の分の苺を皿にのっけてやると、一瞬食べようとしたが俺に皿ごと渡す。
「いーんだよ、ズグが食べな?」
口に放り込んでやると、美味しそうに食べた。
「あー……」
え?!
なんで土下座する?!!
「何してんだ、ズグ?
いーんだよ?
おいしかったのならそれで!」
引っ張って立たせる。
ズグは困惑してる。
なんで??
「ぅーー……」
ズグは今度はフェラしようとジーンズに手を掛ける。
「だから!
それはいーんだって!!」
慌てて押し留める。
「……………」
ズグの目に涙が浮かんだ。
「……………。」
「ズグ……。」
ズグを喜ばせたいだけなのに、なんでこうなる!!
結局、俺の膝に抱かれて泣き寝入りしてしまった。
まぁ、初めての事ばかりで疲れているんだろなぁ。
とりあえずズグが目が覚めたらまず医者に行く。
ズグの健康状態も気になるし、怪我だって応急処置しただけだもんな。
そう言えば服、どうしよう?
レンタカー借りてと思ってたけど、当座の服が無い。
汚いスェットの上下は洗っちまったもんな。
あらかじめ買っておけば良かった!
寝てる内に買いに行く?
でもズグ一人にするのはな〜……。、
うーーん………
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