アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
34
-
シャワー横のタイルに両手をついて、尻を突き出す形で、宵宮は相手にその裸身を委ねていた。背後から、朝倉は獲物の身体を愛撫し、互いに悦楽に酔いしれる。
「…美月チャン。」
獣の片腕は獲物の胸に伸びている。乳房を掴んで揉み込み、乳首を指の間で挟み込み摘まんで、時に指の腹で押しつぶし、指先で円を描くようにして刺激する。
もう一方の片腕は、尻の方にあてがわれていた。三本に増やした指が柔らかく熱いナカで暴れる度、獲物の喉笛から言葉にならないあられもない嬌声が聞こえてきた。
早漏な獲物の雄も、後ろを触れられる前はひっきりなしに緩急つけて扱かれていた。今や獲物の雄からは我慢汁が滴り落ちるほど、濡れそぼっている。
獣は獲物の肩口に顔を置いている。片耳を甘噛みし、首筋や肩に所有の証を散らし、心行くまで獲物の唇を吸い尽くす。…獲物の唇は、散々弄ばれ、今や真っ赤に腫れていた。何もしなくとも、外気に触れているだけで甘くじんじんと疼く。
本能のまま動く獣が、後ろに挿入していた指を引き抜く。小さく息を詰めた獲物は、ややした後でとろんとした双眸で、緩慢な動きで獣を振り返る。
「…ん。なに、あさく…。」
「挿入るぞ。」
言われた獲物は、一瞬キョトンとした顔になって…即座に顔を伏せた。髪の合間から見える耳たぶが見る見る内に赤く熟れていくのを眺め、獣はごくりと生唾を飲み込んだ。
「美月チャン…。いくよ…??」
獲物の名前を呼びながら、獣は挿入を始める。獲物は内臓を押し上げるような圧迫感と熱く硬く…凶悪としか言いようのないほどの大きさの異物感を身体中で味わった。
挿入された反動だろうか。獲物の雄が少量、ぴゅッと吐精した。獲物は、小さく身じろいで喘いだ。
「…美月チャン、大丈夫??ナカ、すっげぇ~温かい…。」
耳元で囁く声が優しい。何だか泣きそうになりながら、宵宮はこくこくと浅く繰り返し首肯してみせた。
「美月チャン、やっぱり射精管理しなきゃダメだね。」
獣は獲物の雄に手を伸ばし…きゅっとゴムを紐状にしたものを結んだ。獲物は冷たい感触にひィッと身を竦める。
「な…、なに…??」
「射精(だ)すと、美月チャンの身体の負担になるから。簡単に射精出来ないようにしただけだよ。」
穏やかな声で説明されても、獲物は納得できない。未経験の処置に、動揺する他なかった。
「え??ちょっ…、聞いてない。とって、と…っ」
「だぁ~め。」
甘ったるい返事と共に、獣はその身体を動かし始めた。
_
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
34 / 80