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見えぬフラグに気をつけろ
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早く帰ってBLが読みたい
その一心で俺は帰り道を足早に歩く。
トスッ……
いきなり背後にあまり強くない衝撃が走った。振り返るとまだ小さな女の子が俺に抱きついてるじゃないか。
半べそで
俺は冷静に辺りを見渡し、親らしき人がいないことを確認すると目線をその子に合わせた。
「どうしたの?」
「……」
「迷子かな?」
女の子は涙を流さないように頷く。なんていい子だろう。あ、通報はしないで欲しい。
「じゃあおにいさんと一緒にお母さん達探そ?」
「……!」
女の子は強く頷くと俺の手をギュッと握ってきた。4、5歳だろうかその手はすごく小さい。
護らねばこの命っ!!
探している間にコンビニに寄り、お菓子とジュースを買ってあげて一緒に食べていくうちに警戒心もだんだん解けたらしく名前を教えてくれた。
「わたし、田荘 蓮香(タドコロ ハスカ)!最近ココに引っ越してきたの」
「そーなの?ちゃんと自己紹介できて偉いね」
俺なんてその年の時は親の後ろ離れなかったのに、、、最近の子は自立してんな、、、
と、蓮香ちゃんの頭を撫でる。すると彼女は満足そうな顔をした。
あー妹がいるってこういう感じなのか…良いな
腐男子の俺でも憧れてしまう。妹の存在恐るべし!
「おにいちゃんは?名前」
「あ、おにいさんの名前は神坂 隆平。17歳」
「お兄ちゃんより2つ上だ!」
「そ、そうなんだ…」
ゑ?これ実は相当やばいフラグ立ってたんじゃ…
お兄ちゃんいるなんて聞いてないし!!中3?!
え、やばこれどうしよう……
お母さん見つければ勝ちだ!頑張ろう!
お兄ちゃんに出会しませんようにっっ……
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