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中学三年生の顔
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「越してきたばかりで駅の行き方わからなくて…」
「はぁ…」
なんでこうなった???
俐斗くんは屈託のない笑顔で話している。俺のファンキーバージョンを見ても引かない人は初めて見た。
「っ、すみません!初めて会ったのにこんな」
「…………別に」
まっぶし!眩しいよ中3!!なんか可愛いし!
俺にもこんな時代があったのか……?
「この街に来た時妹が迷子になっちゃったんですよ」
蓮香ちゃんか…知ってる
「俺もあんま詳しい訳じゃないから交番行って走りまくって……頭真っ白になって」
「……………大変、でしたね」
思い返してみると、あの時の俐斗くんはとんでもなく焦ってて、パニックになってて、蓮香ちゃんを見つけた瞬間その緊張が緩んだ気がした。
まだ中3なのに偉いな……
そんなこと話してる間に駅を到着した
「じゃ」
「ありがとうございます!!」
いつも通り深々お辞儀をする俐斗くんに手を振って改札に入る。ご近所の関係としてはいい関係だろう。発展しなきゃいい話。それに俺って気付いてないだろうし、、、
「…違う人になってまで俺を避けます?隆平さん」
っっっ!!なんか悪寒がしたっっっ!!!
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