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えっちな義弟くんのカラダ共有♡年上二人に溺愛されて夜も眠れません
凛のお願い
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「はぁ……」
綾瀬はため息をつきながら廊下を歩いていた。何であんなことになったのか……そして二人は仲直りできるのだろうか……せっかくの旅行なのに……そんな風に、色々な事が頭の中を駆け巡る。上の空で歩いているので何回か柱やドアに頭をぶつけたし、エレベーターで降りる階を間違えたり、トイレに寄ろうとして授乳室に入ってしまったりと、とにかく時間がかかってしまった。
時刻は二十三時近い。スペアのルームキーで部屋のドアを開けて、おそるおそる中を覗く。真っ暗だった。物音ひとつしない。
「た、ただいま……」
声をかけて、洗面所や脱衣所を覗いてみたが、誰もいない。布団を敷く和室に繋ぐふすまを開けようと手をかけたら、すうっと音もなく開いた。
「おかえり」
ふすまの隙間から航が顔を出していた。薄暗い中に口角を上げた端正な顔が浮かび上がったものだから、綾瀬はとんでもなく驚いた。なぜか顔だけ出しているので、全身は見えない。
「お前、そんな所で何してるんだよ……」
「臨が帰ってくるのを、凛と一緒に待ってたんだよ……」
「凛ちゃんと? 仲直りしたのか?」
「ふふ……二人で待ってるから、心の準備が出来たらふすまを開けてね」
心の準備……綾瀬は何のことだか分からない。分からないから、何も考えずに速攻開けた。そしてすぐに閉めた。
部屋には布団が敷かれていた。そこに凛と航が座っていた……が、何だかいつもと違う服を着ているではないか。よく見えなかったし、何が何だか意味不明。
綾瀬はとりあえずうろうろして頭を落ち着けようとした。また壁に頭を派手にぶつけて、痛さをこらえつつふすまを開けた。
「お、おかえりなさい……」
「さっき頭ぶつけてたね。すごい音してたけど大丈夫?」
「ふ、二人とも何でそんな恰好を……!?」
和室に手元のランプシェードの灯りだけが点いている。薄暗い部屋にぼんやりと凛の白い服が浮かび上がっていた。
服……というより下着だった。白く繊細なレースで三角形にふちどられた、ビキニタイプのトップス。しかし布がない。ただ三角形で乳首を強調しているだけの、よく分からない下着。
お腹もおへそも丸見え。下半身は白く透明な布を巻きつけていて、短めのパレオのようにしている。そこから透ける、レースで飾られたおそろいの下着。太ももにはガーターベルトとそれを繋ぐニーハイソックス。そしてなんといっても特徴的なのは頭にかぶる花嫁さんのようなヴェール。ピンク色の花冠。首元をネックレスのように飾るレース。
航も同じデザインのものだった。色違い。闇に溶け込むような黒いレースのものだった。同じデザインと言えど、着用している人の雰囲気で大きくその印象は変わる。
凛からは清楚でおしとやかで清らかなイメージ、そして航からは背徳的で妖艶な性の香りがした。
「は、花嫁さん……?」
「うん……お兄ちゃんが持ってきてくれた。ねぇ、綾瀬さん……ううん、臨さんにお願いがあるの」
凛は瞳をうるませながら、綾瀬……臨にしなだれかかる。ほの暗い明かりの中に浮かぶ、凛の白い肌。巻きついて絡められる両腕。男にしては細い腰。前は清楚のに後ろは一切布がない、いやらしい下着。可愛らしい顔に似合わない、勃起した性器を押しつけて動かされる腰。
「俺、臨さんとずっと、ずっと一緒にいたいな……ねえ、俺たちのお母さんと養子縁組して一ノ瀬家の子どもになって。俺のお兄ちゃんになって……?」
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