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樹
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「え?」
どういうこと……塾?
「いや、そのだな。夜遅くにオメガが歩いたら大変だろ??」
え?でも、そんなことしたら……僕は
「ほら、ここなら、毎日通えるし、発情期の世話もできる。WinWinだろ?」
ダメだ。僕……そんなことしたらダメなんだ……
「悠は、俺に勉強教えられるの嫌?」
っ……そんな顔されると……
「……嫌じゃない……です……」
降りてしまうんだよなぁ……
「なんで敬語笑でも、、まぁ良かった」
「……うん」
僕ダメだなぁ……これじゃ、諦めるどころじゃなくなる。
だって、もっと好きになっちゃうじゃん。
「なら、明日から毎日来るといい。」
「明日から?」
「ああ。遅い日は泊まってもいいぞ。毎日しっかり教えてやる。3年の首席にしてやるよ。」
「なんでそこまで?」
「まぁ、、、受かって欲しいからな。」
そっか……受かって欲しいからか……
ちょっと勘違いしてしまった……もしかしたら、好きだから僕にここまでしてくれるのかなって……
「ありがとう。」
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