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体育Ⅱ
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まずは諏訪さんが走って僕がタイムをはかる。
「んじゃあ準備はいいかー、手は抜かず、無理はすんなよー!」
先生の声が聞こえみんなは一斉に走り出した。そして驚くべきことに諏訪さんは足がすごく速かった。速いんだろうなとは思っていたけど想像以上だった。
そうしていくうちにどんどんみんながゴールしていく。
もう少しで僕の番かぁ…走りたくないなぁ。
「うし!みんな走り終えたなー!んじゃあ次は走るヤツ交代でやっていくぞー!」
ああ、遂に、だ。遂に来てしまった。走ること自体嫌なのに何だか走ることを考えてたら体調も悪くなってきた……ほんとは休みたいけど休んだらあの人たちになんて言われるか…
「よーっし!準備はいいか?」
先生僕の体と心は全然準備よくないです____
そんな僕の思いとは裏腹に持久走が始まった。
ああ、まだ半周しか走ってないのにもうしんどい。
そうして2周目が終わりかけた時____
あれ、?なんだか地面が近いなぁ…
「美影くんっっっ!!!」
そう思っていると僕は不意に誰かに抱きとめられた。
「はぁ、よかったぁ。間に合って!なんか美影くんの様子が変なのが気になって…」
そこで僕はようやく気づいた、ああ、僕倒れかけたんだ。そしてそれを諏訪さんが助けてくれた。僕は諏訪さんにお礼を言おうとしたが僕の意識は落ちていった___
「先生!深海くん体調が悪いみたいなので保健室連れていってきます!」
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