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カラオケで。
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「あそこでいいか?」
「どこでも」
学校が終わって放課後。
4人でカラオケへ。
「4名様ですね…学生様ですか?…」
など、花音と金井がやってくれてる。
カラオケとか来ないからな、久しぶりすぎて何がなんだか分からない。
やっと終わって部屋に行く。
それぞれ椅子に座り寛ぐ。
金井と花音は曲を入れ始めてて、俺と昇はとりあえず聞いてた。
「俺トイレ」
「俺も行く」
ご飯も頼んで俺らも歌い始めた頃トイレに行きたくなり昇と部屋を出た。
「トイレ反対側なんだな」
「カラオケって初めて来た」
「え…まじか。俺は久しぶりなんだ。初めてなら楽しめよ」
「うん!」
やっぱキラキラしてるな。
可愛い。
トイレに着くと思ったよりトイレが綺麗でびっくりした。
広いし。
「んー、何歌おうか」
「金井と花音は色々知っててすごいな」
「なー、俺もう歌える曲出ない」
考えても考えても曲が出てこない。
まぁ、金井も花音も上手いし昇も上手いから聞いてるだけでも楽しいけど。
手を洗って部屋に戻る時…
「…先輩?」
先輩がいた気がしたー…ような?
まぁ、後ろ姿が似てただけだしこっちにいるわけないしな。
違う部屋に入ってしまったし、調べることもなかったので気にしないで部屋に戻った。
金井と花音は未だに曲ぎれがないようで、楽しそうに2人で歌ってる。
席に戻って明日の弁当何いれよーかな、とか考えてた。
「榎本!」
「なんだ?」
「あのさ、朔弥って呼びたいんだけど」
「いいけど」
「俺も彰人って呼んで!」
「分かった、あとさ、メアドちょーだい」
そう、メアド。
ずっと忘れてたんだよな。
「あ、分かった!」
そうして、彰人とメアド交換した。
プルルルルルル…
「あ、終わりだ」
「明日も来よー」
「…明日はデートだろ」
花音が電話に出ると彰人が言う。
土曜日はデートだって騒いでたのに。
「だって楽しかったんだもん」
「だから初デートだろ」
「そうだけど…じゃあ日曜日!」
「集まれたらな」
初デートには勝てないようで、ニヤニヤしながら日曜日を提案する彰人。
本当に好きなのが分かるけど、幸せオーラ全開だし。
見てるこっちが恥ずかしいわ。
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