アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
はい。
-
「別に姉さんは帰っていいよ。てか帰ってね」
「姉さんも昇くんと話したい!」
えいきさん宅に着きまたコントが始まるのかと思えば、えいきさんはお姉さんの耳元で何かを言った。
「か、帰るから…優しくしてあげて…ね?」
「ありがとう!」
満面の笑みで見送るえいきさん。
何を言ったんだ。
「さて、お話しようか。」
「は、い…」
「昇くん、好きです。付き合って?」
「いや、だから…」
俺はえいきさんに迷惑かけたくない。
えいきさんにはずっと人気者でいてほしい。
「俺のこと嫌い?」
「好きですけど…」
「俺、昇くんのこと病みそうになるくらい好き。朔弥くんにあれだけ嫉妬してたのに、俺にはしてくれないし。さっきも姉さんと歩いてたのに」
「…嫉妬はしますけど…」
そう言うとえいきさんはすごく花飛ばしそうなくらい明るくなって。
優しく抱きしめてくれた。
「俺好きな子からならなんでも嬉しいよ。迷惑なんて何も思わないから。お願いします」
「いや、…でも、毎日家に来ちゃうかもしれないし。すぐ見かけたら後つけちゃうかもしれないし、それに嫉妬しまりで面倒だと思うし。」
「それ全部嬉しいよ?俺、監禁しちゃうかもしれない。閉じ込めておきたいもん。」
きゅっ、と少し抱きしめてる力が強くなる。
ずっと抱きしめててほしい、と思った。
「……面倒だと思っても振らないでくれますか、捨てたりしないですか」
えいきさんが頷く。
「面倒なんて思わないから、ね?」
ぎゅーってしてくれて、俺も抱き返す。
暖かくて気持ちよかった。
「じゃあ、付き合ってくれるのかな?」
「…はい…」
「よかった」
そのまま何時間も抱き合ってた。
俺は眠くなって、えいきさんに背中をポンポンとされながら寝てしまった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
96 / 200