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僕がボーッとしてると、先輩がやって来た。
「悪い。遅くなったな。」
僕はハッとなって、いえ、と答えた。
「?…どうかしたか?」
「いえっ、あの…少し……考え事をしていただけです。」
「そうか。」
先輩は納得したようで、自分の席に着いた。
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仕事を終え、藤枝先輩とお茶をしていると、会長がやって来た。
「…五嶋(ゴトウ)、何しに来た。」
藤枝先輩は、少し硬い声で言った。
「静に会いに来たんだよ。」
会長はおかまい無しに、僕の横へ腰かけてきた。
僕は少し縮こまった。
(また来るって…こんなすぐだったのか……)
「…西岡が困っているだろう。」
「あっ、おいっ」
先輩は僕の手をとって、先輩の隣に座らせてくれた。
(うわっ!)
僕は少し顔を赤くなった顔を隠すように俯いた。
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