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しばらく歩いて
やって来たのは
高校時代、いつも通っていた
あの1本道だった
「この道…」
「懐かしいだろ?この1本道」
「うん…懐かしい…」
琉衣と一緒に…
いつも通ってたな…
2人で笑い合いながら…
「高校卒業以来だね〜」
「そうだね…」
高校を卒業して
もう4年も経つんだ…
時間が経つのは…
本当に早い…
「この木…覚えてる?」
「この木は…確か…」
あの大きな桜の木…
この木を見たのも…卒業以来だ…
「本当にこの木、大きいよね…。首が疲れちゃうよ」
「でも、この木を見上げるのは…嫌いじゃない」
歩夢と紘は
大きな木を見上げながら
そう呟いた
「桜が咲いてたら…もっとキレイだったのにね…」
あとは琉衣…
君がいてくれたら…
そう思うと
少し心が痛くなった
「…琉衣…」
やっぱり僕は…
君がいないと…ダメみたい…
今頃琉衣は…
研修…受けてるのかな…
「会いたいな…」
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