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06
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「ねぇ、どこ行こっか」
「それ決めてなかったね…」
「どうすっかな…」
久しぶりに会ったはいいものの
どこに行くか決めてなかった為
4人で「うーん…」と
唸りながら考える
「遊園地!」
「え?遊園地?」
「そう!行こうよ、遊園地!」
明るい笑顔で笑いながら
紘がそう言った
「4人で行った事ないでしょ?だから行こうよ!」
「いいね、それ!僕も行きたい!」
「俺も賛成。遊園地とか何年ぶりだろ…」
「琉衣、遊園地とか行きそうなタイプじゃないもんね」
「まぁ、あまり行かねぇな」
どっちかと言うと琉衣は
静かな場所に行きそう
映画館とかにいそうな感じ
「じゃあ、決まりでいいかな?」
「うん!」
「じゃあ、遊園地に向かってLet's go!」
「おー!」
ノリノリな紘と愛斗は
ニコニコしながら、俺たちの前を歩く
「楽しそうだな、あいつら」
「本当…微笑ましいね」
「歩夢ももっとはしゃげばいいのに」
「…いや、俺はそうゆうキャラじゃないから…見てるだけでも楽しいし」
「変わんねぇな、そうゆう所」
「琉衣もね?」
久しぶりに琉衣と
こんなに会話した気がする
落ち着くような低い声…
何か懐かしく感じる
「やっぱり、歩夢の声っていいな」
「…え?」
「聞いてて落ち着くし、何よりキレイな声してるから」
「そんな事…ないよ…」
「気づいてないだけで、そんな事あるんだよ」
キレイな声…か…
翔くんにも言われた気がする…
全然そんな事ないのに…
「愛斗の声は、高いけど…何か聞いてて飽きないし…。紘の声は…少し高めで…話し方が少しゆっくりだから聞き取りやすい」
「…琉衣の声はあれだね…。落ち着くような低い声だよね」
「そうか?何かテンション低くい人みたいな声してる気がするけど」
「ははっ…そんな事ないよ。俺は好きだよ?琉衣の声…」
「お、おう…。ありがと…」
少しだけ頬を赤く染めながら
琉衣はそう言った
相変わらず紘と愛斗は
ルンルンで
2人で仲良く歩いている
「早く歩かねぇと置いていかれるかもな」
「ははっ…そうかもね」
そんな会話をしながら
2人の後について、俺たちも歩いた
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