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「あー、楽しかったー!」
「…疲れた…」
やっとお化け屋敷から出れた俺たち
楽しかったと笑顔な紘とは裏腹に
俺は疲れきっていた
「結構リアルで面白かったね!」
「…結構リアルで怖かったよ…」
「…ぶはっ!歩夢の怖がり方…!あはははっ!」
「う、うるさいな!仕方ないだろ…!怖かったんだから…」
つか、笑いすぎだろ
失礼な奴め…
「でも、俺と手繋いだら怖くなくなったでしょ?」
「…す、少しだけね」
「えー…もう、素直じゃないなぁ…歩夢は!…キスもしてあげたのに」
「…っ?!み、耳元で言うなよ…!」
いつもより低い声で
そう言った紘に
俺の顔は熱くなる
絶対今…顔真っ赤だ…
恥ずかしい…
「おーい。俺らのこと忘れてないか?」
「…っ?!」
「ふふっ!ラブラブだね〜!2人とも!」
「い、いたのかよ…!」
「ずっといたよ?ね?琉衣?」
「おう。ずっといたぞ?お前らが2人だけの世界に入ってる時からずっとな」
「そ、そんな…気づかなかった…」
恥ずかしい…
さらに恥ずかしい…
あの会話を聞かれてたなんて…
恥ずかしすぎる…
「ラブラブでしょ?…歩夢は俺だけのものだもん。絶対誰にも渡さないよ〜」
「ひ、紘…!そんな恥ずかしい事言うなよ…!」
俺の肩を抱き寄せながら
紘はそう言った
紘は琉衣に挑発的な笑みを浮かべている
すると琉衣も愛斗の肩を抱き寄せ
「愛斗は俺だけのものだからな。渡さねぇよ?」
「る、琉衣!やめてよ…!恥ずかしい…」
琉衣も紘に挑発的な笑みを浮かべながら
こちらを見る
何を張り合ってるんだよこいつら…
まぁ…嬉しいけどね…?
「ふふっ!まーくん愛されてるね〜!琉衣くんまーくん溺愛病じゃない?」
「うるせぇ。それはお前だろ?歩夢溺愛病患者さんよ」
「お?それなら医者の琉衣くんに見てもらおうかな〜?」
「断る」
「えー…何で?!」
「絶対お前重症だもん。俺に直すなんて無ー理」
「それを言うなら琉衣くんもでしょ?」
「…まぁな」
「ふふっ!」
2人の会話を見て思った
愛されてるなぁ…って
こんなに愛されてるなんて
幸せ者だな、俺…
多分愛斗も
思ってる事は同じだと思う
嬉しそうに笑ってるから
何やかんやでたくさん遊びまくった
久しぶりにあんなにはしゃいだ気がする
たまにはこうやって遊ぶのもいいな…
帰り道も
4人で色々な事を話しながら帰った
本当に楽しかったなぁ…
またいつかこうして
4人で遊べるといいな…
今度は翔くんも一緒に…
また今度…5人で会えるといいね…
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