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unrequited love story.04 限界
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『翔、大丈夫?最近、会社来てないけど…』
朝起きて携帯を開くと
想太からそんなメッセージが届いていた
ここ数週間
俺は会社に行っていない
行きたくても体が動かなかったり
頭痛や吐き気に襲われたりして
行けれるような状況じゃないんだ…
そろそろ…限界なのかもしれない
最近、立つ事すら辛く感じるようになってきた
息もしづらい…話しづらい…
日に日に弱くなっていく俺の体…
自分でも分かる
もう限界だって…
「…病院…行こ…」
重たい体を何とか起こし
ベッド立ち上がった
「…うっ…!」
でも、激しい頭痛に襲われ
俺はそのまま床に座り込んだ
ここ最近、こんな事ばかり…
痛む頭を押さえながら
俺は再び立ち上がる
フラフラしながらも
着替えを済ませ部屋を出た
「…眩暈が…」
視界がグラグラと揺れる
それだけで気持ち悪くなってくる
でも、何とか堪え
俺はフラフラしながら病院へと向かった
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