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「なぁ、想太…。お前、仕事行かなくていいのか?」
あれから数時間
想太はずっとここにいる
今日は金曜日
普通通り仕事があるはずなのに…
想太は一向に仕事に行こうとしない
「大丈夫!今日は休むって言っといたから」
「…え?何で…」
「何でって…翔が心配だったから、かな」
「…そんな…俺の事は気にしなくていいのに…」
俺の為に
そこまでする必要はないのに…
「まさか、迷惑かけたとか思ってる?」
「…っ!」
「図星か…。そんな事気にしなくていいって。迷惑とか全然思ってないからさ」
「…でも…」
「でもじゃない。翔は心配症だなぁ…大丈夫だから!ね?」
そう、明るい声で言う想太
…本当にこれでいいのだろうか
想太の言葉は嬉しい
でも…やっぱり不安は消えないよ…
「そろそろ担当の先生が来るんじゃないかな。昼頃来るって言ってたし」
「…そうなんだ…」
「どんな先生だろ〜!楽しみだな〜!」
「…いい先生だといいな」
「そうだね!」
ニコリと笑う想太に
俺もニコリと笑ってみせた
そんな事をしている時
ふとドアが開いた
「…こんにちわ」
そう声がした方を振り向くと
見覚えのある人物がそこに立っていた
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