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  • 秘密の夜に溺れる (3)

    秘密の夜に溺れるの表紙画像

    29

    45

    全12ページ
    読了時間:約30分
    公開:2022/10/16 18:30
    更新:2022/11/14 23:40
  • ファン小説投稿可能
    ファン漫画投稿可能
    ファンイラスト投稿可能
    ファンボイス投稿可能
    完結
  • 概要

    オメガバースの世界で、βに寄り添った目線でのお話です。

    βの隼人は、同僚のΩ 豊といつも通り昼食をとりながら昼休憩をともにしていた。豊がαと付き合い出してそろそろ1年。ついに先日、その男から「番にならないか」と言われたそうだ。しかし豊は、とある理由から返事を出せないでいた。

    αとΩは特別。彼らは彼らだから許される。
    βみたいなただの凡人は当然普通で居なきゃならない。もし彼らの世界に足を踏み入れてしまったならば、たちまち真夜中の海の如く深く暗い闇に溺れ、簡単に光なんか見失ってしまう。

    禁断を犯した罪は重い。

この作品のレビュー

    まだレビューが投稿されていません

コメント

  • みゆぴ
    2022/10/27 23:13
    >>須江
    まさか須江さんからコメントをいただけるとは思っておらず、感極まって泣きそうになりました……ありがとうございます😭!!
    オメガバースでβのお話を書いてみたいとは常々考えていて、今回のテーマを見てここしか無い!と思い勢いで駆け抜けました。
    NTRが苦手で到達しきらないラインを攻めるのは難しかったのですが、禁断っぽさを見せるためにページをめくるのを躊躇うような恐怖を出せたらなと思っていたので、ゾクゾクという気持ちを抱いていただけてとても嬉しいです…!
    文字数に余裕があったならば、さらに溺れて精神も危ういギリギリ状態の隼人も書いてみたかったですが、そこまでいくと私自身が病んで執筆中の他作品にまで影響を及ぼしかねないのでここで終われた事に正直ホッとしています🥲w

    千鶴の心情は読み手の好みや考え方によって大きく変わるんじゃないかなと思っているので、どんな風に読み解かれていくのか興味深いところでもあります( ´・ω・`)✨
  • 須江
    2022/10/27 18:52
    豊のお願いと、千鶴の誘いを受け入れた以上、隼人の中で自己完結すら出来なくなり、内側からも外側からも傷が広がるのでしょうね。
    オメガバースにおいてβは無碍にされると言う、ある意味メタ的な要素とシンクロしていて、このバースの世界観は当事者以外には本当に酷だなと改めて気付かされました。
    薄暗い感情を持つ隼人が連れ回されるのが、個室居酒屋から千鶴の馴染みのバーと、千鶴の心境の変化を表現していて皮肉でした。それぞれ雰囲気たっぷりに描写されるお店の様子は第三者目線である私からは「駄目だよ隼人…!」となりつつも、影の中ひっそり生きて来ざるを得なかった隼人にとってどちらも夜の中で明るく輝くという辛さが…実際に隼人の如く若干居心地悪い思いをしながら、彼らの近くの席へ座っているような気分になりました。
    αの如く他人を征服して生きていける訳では無く、かと言ってΩの如く心地よい従属へ身を委ねられる訳でも無く。豊にはαのように、千鶴にはΩのような擬似的な立場にいながら、どちらにもなる事は出来ない場所へ自らを投げ込んでしまったβの隼人に救いは見つかりませんが、これぞ禁断!と言う充足感を読後感で味わっています。
  • 須江
    2022/10/27 18:48
    こんばんは、完結お疲れ様です。
    毎回みゆぴさんの作品を拝読する時はかなり気合を入れ読み始めます。BLoveにおいて、作風に日本的な情念という言葉がここまで強く感じられる執筆者様は、みゆぴさんをおいて他いないと強く思います。良質で時代を超えても数多の作品の中で生き残ったと言うニュアンスで使われるクラシックさと言いますか…
    今回もページを進めるにつれ、隼人の鬱屈した感情がひしひし迫り、本当にゾクゾクさせられました。彼の心の中で発酵した憎悪や羨望は千鶴や豊のキャラクターがあっさりと描かれている分、余計にどろどろに煮凝っているように感じられました。しかも隼人にひたりと寄り添って彼の目を通じて世界が描かれるので、彼の煩悶を追体験させられるのが非常に心地よかったです(気持ち悪い言い方になってしまって申し訳ありません、物語に没入させるみゆぴさんの手腕が凄いと言う意味で…)
    そもそも全ては隼人の屈折した視点でしか無いと言うのが怖いなと思っていたところ、千鶴の態度で隼人の妄執とすら言える感覚が何もかも事実であった事を知らされる絶望たるや……

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