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プロローグ 【狙う?】
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俺は新井くんの隣に座って新井くんを観察する。……やっぱり、新井く
んってかっこいいよな。
俺は思わず見惚れてしまう。
すると、新井くんがこっちを見た。
「何?」
「へっ!?べ、べつに!」
慌てて目線をそらす。
「ふぅん。優音ってさ、可愛いよね。狙っちゃおうかな」
へ?狙うって、何?
「知らないの?ここ、男子校だろ?男同士の恋愛がデフォルト―みたいな」
「えっ!?」
そ、そうなの!?知らなかった……
「だから、優音のこと好きになる人も多いと思うよ?」
新井くんはそう言って笑った。
「お、俺なんか……誰も相手にしないって」
「そうかなぁ?ま、気をつけなよ?俺みたいなやつが狙いに来るだろうからね」
「う、うん……」
「優音が好きな人できたら教えて?」
……そんなこと聞かれても……
その時、部屋のチャイムが鳴る。どうやら友樹が来たようだ。
ガチャリとドアを開ける。
「おっす、お待たせー」
友樹が入ってきた。俺は急いで新井くんから離れて、友樹の方へ行く。
「あれ、もう新井来てたんだ?」
「ああ、うん。」
三人でソファに座って話していると、時間がすぐ立っていく。
そして、あっという間に12時になった。
「もうこんな時間か。そろそろ帰る?」
「そうするかあ~」
「じゃあね、また明日」
そう言って二人が帰っていった。
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