「そういや訑灸。時野さんとデートしたんやろ？」
「む。なぜそれを知っている」
　ある日の昼下がり。友人の働く喫茶店へ暇潰しに顔を出せば、にやにやとしながら問いかけられる。俺から伝えてないのに、その情報どこで仕入れたんだ？　しゅうから言いふらすとは到底思えないし、え、怖すぎない？
「常連のお客様がなぁ、たまたま見掛けたんやって。かっこいいお兄さんと魚見てキラキラしてるめちゃかわな訑灸がおったって楽しそうに報告してきたで？」
　そうだろそうだろ、しゅうはかっこいいんだよ。絶対にあげないけど……って、
「こっわ。その目撃情報報告いる？」
　外で下手にいちゃいちゃできないじゃん！　俺はかわいくあーりーまーせーんー！


過去と向き合う話から二週間。
思い立ったしゅうが、ついに訑灸をデートに誘う……！
こいつら、デートもいったこと、ないんだぜ？
驚きだろ。


↓　このお話は……　↓
某小説投稿サイトで執筆したオリジナル小説【エンドラン】の二次創作、おまけに年齢職業詐称しちゃったパロ小説【残念ですが、手遅れです】の続編です。

過去はシリアス風だけど、それ以外の話は愉快にしたいなって願望はあります！

※この話はTwitterで投稿している内容の加筆修正版になります。

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こんなはちゃめちゃなバカップル！　周りを巻き込んでの大騒動を次々と起こしまくる。
受……とにかく寝ること大好き！どこでも寝ちゃえるよ。でも、人間不審なところがあるから、喧嘩ばっかりしちゃうけど！『木更訑灸』
攻……頼むから寝るなら家で寝てほしい。場所構わず寝るから襲われるんだって、いい加減気付いてよ。見守り苦労性はどこまでも振り回される！『時野しゅう』
まぁ、本人たちが楽しければそれでいいんだけどね。
自由すぎる受に、とことん振り回される攻のドタバタストーリー！ここに、開幕！！
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