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「ここがテクノくんの家……デカイね」
「施設が用意してるんで、部屋が結構余ってて、」
「そうなんだ…… 税金なんだけどね笑」
「そうだったんですか…なんか複雑です。」
「いや、テクノくんが責任感じる必要は無いよ、テクノくん施設内で、酷い扱いされてること知ってるし。」
なんで?知っているんだ?
「なんで、、?」
「知ってるかって?」
え、読まれてる。
なんで?
いや、これは多分、僕が言おうとしてることが偶然わかったんだ。
「アハハ、偶然じゃないよ。」
「え?なんで、考えていることが?」
「まぁ、個性持ちだからね。君とおんなじ∞だよ。」
「嘘だ!それだと、計算が合わない。
無限は、かんな、クロキ、れん、龍、輝龍、僕の6人のはず、なんで、伊佐久さんが?」
「うーん、、、まぁ、簡単に言うと、俺は、元々、こそに含まれてたんだよ。で、ヒーローに殺されたって思われて、除外されたって訳。だから元々は君とおんなじヴィランだよ。」
殺されたって思われて?でも生きてる?
よく分からなくて、ポカンとしていると、伊佐久さんは笑った。
「アハハハ テクノくんってほんと可愛いね笑」
「いや、だって…… 死んだと思われてた人が、実は死んでなかったとか、普通有り得ないと思います。」
「そうだね。」
「怒られないんですか?」
「怒る人いないからね。だから、好きに生きていい。戸籍もとって、仕事もして、今は、望月伊佐久として、幸せに生きてる。まぁ、昔よりも貧乏だけど、そこそこ充実した生活をしてるよ。」
そう微笑む伊佐久さんはマスクをしていても、イケメンで優しそうな顔をしていた。
∞を持つ人は一般人よりも顔が整っていて、トラブルに巻き込まれやすい。
だからヴィランか、ヒーローにわけられる。
施設のさじ加減ってやつだ。
「あの、えっと、、連絡先を教えてくれませんか?」
「……え?」
あ!やばい!いきなり馴れ馴れしすぎたかも!
「プッアハハハ ごめんごめんいきなりでびっくりでさ笑 いいよ教えてあげる。スマホ貸して。」
スマホを貸すと伊佐久さんは素早い手つきで、操作をしていた。
「はい。テクノくん友達登録誰もしてないじゃん」
「ありがとうございます。友達いないんで……」
「じゃあ、俺が初めての友達だね。 いやーずっと会ってみたいと思ってたんだよね。探してたんだけど、やっと見つけられて嬉しいよ」
「僕も伊佐久さんと会えて嬉しいです。」
初めての友達。
同じような環境だった。
殺されたと思われてるってことは、これから僕は死ぬようなことをされるのだろう。
死にたくないな笑
今日は初めてが沢山あるな。
外には色々な人がいるってことも初めて知った。
食べたことの無いようなものがあちこちにあった。
服も、ズボンもカラフルで、すごいな外って。
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