アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
23
-
しばらくすると、輝龍くんの家らしき場所につき僕は乱暴にベッドに置かれた。
「ちょっと待っとけ。」
そう言われ、僕は何をされるのかがわかったような気がする。
逃げなきゃ、、でも、動けない。
昔聞いたのはヴィランの方が能力は強いって、
嘘じゃん。
ビクともしないよ。
怖くて、体が震えているのがわかる。
輝龍くんが戻ってきた。
嫌だ、来るな。
輝龍くんは僕から服をはぎ取った。
惨めな体があらわになってしまった。
僕は怖くて目を瞑った。
「何勘違いしてんのか知らねぇけど、嫌がることはしない。」
え?
いや、違う。
そう言って犯してきた施設の人はいっぱいいた。
警戒が解けた瞬間に襲うんだろ?
知ってるんだ。
じゃなきゃ、服をぬがせる意味が無い。
「抵抗しないなら、体動かせるようにするけど、どうする。」
なんでだ?
そんなことする必要なんてないだろ?
まさか、僕が動かなきゃ行けないのか?
動けるようになるなら、逃げるのだって可能。
「しない、、抵抗、しない」
「……そう。」
力が入るようになった。
よし、これで逃げれる!
「逃げんなよ。お前が考えてる事は間違ってる。」
「何が…?じゃあ、何をするつもり?」
「はぁ、、疑うのもわかるけどさ、その手。」
傷口が開いて、血が出ている。
「だから何? 手当なんて必要ない。 痛くも痒くもない。 こんな傷ほっといたらすぐに治る。」
僕は輝龍くんを睨んだ。
精一杯の威嚇だった。
いつでも逃げれる体勢にし、輝龍くんを近ずかせないようにした。
「ヒーローなんて偽善者だ。 嫌いだ。人間なんで大っ嫌い。何も分かってない。輝龍くんも僕になにかするつもりなんでしょ? 傷ぐらい自分で直せる。 僕は手当をされるような子供じゃない。 嘲笑ってんでしょ?僕の体見て。 アザだらけで醜い体だって思ってるんでしょ? 笑えばいいじゃん。生まれてから今までずっとチヤホヤされてさ、いいご身分だ事。 羨ましいよ。」
「…」
(…)
何も考えてない。
絶対図星だ。
嘲笑ってんだ僕のこと。
「治せてねぇじゃん。傷。」
「痛くないもん。治す必要が無い。 こんな軽い傷、いつもに比べたら、大丈夫。」
「治す必要があるから連れてきたんだ。あざだって、服きててもわかるぞ。 抵抗しないって言うから、体動かせるようにしたんだけど?約束が違う。」
約束?
そんなもの破るためにあるって、ヒーローが言ってた。
抵抗なんてしてない。
ただ、手当されるのが屈辱で仕方がない。
プルル プルル プルル
僕の携帯がなってる。
「出れば?」
「もしもし。」
『お前なんか言えばわかるんだよ! ワンコールで出ろって言っただろ! おい!』
「ごめんなさい。」
『お前さ、施設出たからってたるんでんのか? いつでも施設に戻せるんだぞ? わかってんのか?』
「わかってます。 」
『ガサガサ』
何か、音がする。
『失礼。電話変わりました。』
誰だ?知らない人だ。
「はい。」
『用もないのに、こいつがかけてすまなかったな。』
「いえ、、、大丈夫です。」
なんだ?この人?
電話が切れた。
「もういいか?」
「…」
「否定しないなら肯定とみなすけど?」
「帰ります。 」
「…たく、めんどくせぇな。」
まただ。
また体に力が入らない。
嫌だ!帰るんだ!
輝龍くんが後ろに座る
やばい、背中を取られた。
顔も、行動も見えない。
何されるか分からない。
力が入らないから自然と輝龍くんに持たれるような体勢になってしまった。
「最初から大人しくしときゃいいのにさ。」
注射を持ちながらそういう。
薬物だ。
きっとこれを刺して、薬物乱用させようとしてる。
嫌だ!薬物は嫌!
「我慢しろ。嫌なら見るな。」
「やだ! 何するの! 」
「手当だっつんでんだろ! 麻酔! 縫わなきゃ無理だろ!」
嘘だ!
注射が俺の手に刺された。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 85