アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
34
-
どこだ、ここ。
ベットに寝かされている。
「起きたか?」
顔をのぞき込む輝龍くん
「うわぁ! 」
慌てて飛び起きるが、輝龍くんの頭とぶつかった。
「いってぇな、、ドジが」
「あ、ごめんなさい。一応ドジではない。」
なんで輝龍くんが僕を助けたのかが分からない。
蹴られた拍子に右腕が変な方向に曲がったらしく、僕の腕には包帯が巻かれていた。
「他者に能力は使いたくない。回復は得意じゃない。」
と、輝龍くんは言った。
「助けてくれてありがとう。」
「どういたしまして、」
ニャー
あ、輝龍くん猫飼ってるんだ。
「猫、飼ってるんだね。」
「うん。親戚が要らねぇいて言うから貰った。
捨てられるのは見てられねぇ。」
根っからのヒーローなんだな。
「あのさ、立場は一生変わらないってこの間考えてたと思うんだけど、どういうこと?」
「読んだのかよ、、 そのままだ。対立関係は一生続く。死ぬまで、守側と傷つける側 分からねぇんだよ。
お互い大変なんだよな笑」
そういうことだったのか、
あの時に読み取ったから、勘違いしたんだ。
「ごめんなさい。」
「何が?」
「本当に助けようとしてただけなのに、暴れて、」
「別に怒ってねぇよ。 暴れるのだって最初からわかってたし、」
「僕帰らなきゃ、、 ペットたちが待ってるから、、」
「わかった。気をつけろよ。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
34 / 85