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髪の毛を乾かし終わり歯磨きをする
「一緒に寝たい」
うがいしてる最中に言われ勢いよく水が出た。
「ゲボッ ゲボッ いいですけど、いきなり言われるとびっくりします。」
「ごめんごめん。 急に思いついたからさ。」
「そうなんですね。」
「あ、そうだ。ポストにこれ届いてたよ。」
「ありがとうございます。」
「なにそれ?」
「薬です。きれてたので施設に届けてもらったんです。」
「何の薬?」
「うつ病と、睡眠障害です。」
「そうなんだ。」
「はい。」
「だからか、、」
「何がですか?」
「感情が表に出ないの。笑っても泣いてもないでしょ?
夜中にちょこちょこ起きてるのも知ってる。」
「そうですね。起きてるの知ってたんですね。
うるさかったりしてます?」
「いや、そんなことないよ。」
「薬飲んできます。」
「おけー」
薬飲むのは苦手だけど、これで寝れるなら問題は無い。
薬と水を含んで一気に飲み込む。
で、もう一度水を飲む。
「寝るよ」
「わかりました。僕の部屋ダブルベッドなんでこっち来ます?」
「行く!」
ペットがいるのは別の部屋だから、こっちの部屋にはよく入れる。
「僕壁側がいいです。」
「いーよー。なんで?」
「何となくです。」
「ふーん。」
「明日楽しみです。」
「淡々と言うから楽しみが伝わって来ないけど嬉しい。」
「伊佐久さんは楽しみですか?」
「うん。楽しみ 寝れないかも。」
「寝てください。明日睡眠不足で体調悪くなっちゃいますよ。」
「それは困る。」
「眠たいです。」
「薬飲んだもんね。」
「今日は動いたので、」
「そうだね。」
伊佐久さんが近づいてきて僕を抱きしめた。
「伊佐久さん?」
「ん?」
「なんですか?」
「安心するわ。テクノくんそばにいると安心する。」
「そうなんですね。」
「おやすみテクノくん」
「おやすみなさい。」
僕はその後すぐに寝たけど、伊佐久さんは多分起きていたと思う。
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