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身体や髪の毛を洗って湯船に浸かる。
「疲れた?」
「疲れました。」
「朝からずっと動いたもんね〜」
やっと動けるようになり暑い体を冷やすために上裸になってリビングを徘徊すると
「服きなさい。風邪ひくでしょ!」
そう言って強制的に服を着せられた。
「眠たいです。」
「まだ夕方だからもうちょっと我慢できない?」
「我慢します。」
「夕飯作るからなんかしてて待ってて。」
眠気を紛らわすためテレビをつけた。
テレビはインテリアとして置いていたのでこの家に住んでから1回も見た事がない。
『ヴィランが施設で亡くなりました。
これでまた平和になりましたね。』
『はい。そうですね。私たちヒーローからしても嬉しいことです。この国を平和に保つために私たちがいるので。
皆様の命は私たちヒーローが守るものなので』
『頼もしいですね!』
拷問の末息絶えたのだろう。
死んで喜ばれるだなんて…
「ご飯できたよ」
と伊佐久さんがいいテレビを切られた。
「見てても面白くないよ。」
「そうですね。」
親子丼だ。
美味しそう!
「どう? 」
「美味しいです。 」
「テクノくん笑」
「なんですか?」
「ご飯粒ついてるよ笑 」
「え?」
そう言って伊佐久さんは僕の口に着いたご飯粒をとって自分の口の中に入れた
「おちゃめだね〜」
「スプーンだから着いちゃうんです。」
「まじで可愛いな。」
「意地悪ですね。」
「何が?」
「意地でもかっこいいって言ってくれないじゃないですか」
「だって可愛いが勝っちゃうもん」
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