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4月29日〜5月1日
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4月29日
もしも魔法が使えたら、タツミに好かれる詠唱をする。
もしも流れ星が流れたら、タツミのためにお願いする。
もしもミサンガを作るなら、タツミを想って紡いでく。
そんな感じ。「タツミ」っていう学問があって、「タツミ科」っていう学科があるのなら、主席をとれる。ただそれだけ。
でも、どれだけタツミの物を集めても。タツミの日常を覗いても。タツミの思考を妄想しても。
そんなことをしたって、分からないことだってある。いや、分からないことだらけ。全体の半分も分かってない。
僕は、彼のなにも理解できていない。
そういえばさ、僕はタツミのこと好きだけどさ。
タツミは僕のこと、好きなの?
4月30日
なーるほどね。
五月病か。落ち込むわけだよ。
マリッジブルー的なアレでしょ(笑)
5月1日
というか進路なんて分かりきっていたことだ。
大学に行こう。大学の教育学部に。
生徒と教師、じゃなくて、先輩と後輩になろう。
僕ね、歳の差は気にならないタイプだから。
先生みたいな先生になりたい。
先生も嬉しいでしょう?
嬉しいよね?
ね、辰巳先生。
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