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「先輩…、寝ちゃった……?」
動かなくなった先輩から少し体を離すと、先輩はスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていた。
天使か。
「ダメかな…?」
ダメだよな……?
先輩の髪を掬ってキスする。
あー………、愛しいよぉ……。
「んん…」
先輩は時々寝返りを打って、可愛い唸り声をあげる。
これ先輩が悪いよ。
いや、悪くないんだけど、先輩のせいにしていい?
可愛すぎるのが悪い。
「む……ぅ……」
先輩の唇を人差し指で押さえると、変な声を出す。
可愛い……。
てか唇柔らか…。
「はぁ〜……、ごめん、先輩……。」
先輩の唇に触れるだけのキス。
俺のバカ…。
キスしないって言ったのに。
無理じゃん、こんな可愛い先輩目の前にいたら。
止めれるわけないじゃん…。
「……んぅ…、ん……」
ピクンッと先輩の体がひくつくたびに、起きてしまわないだろうかとドキドキする。
クッソ可愛い…。身体あちぃ…。
唇を重ねながら、先輩のTシャツの裾から手を入れる。
ダメ。これ以上はダメ。
頭では分かってるけど、体が止まんねぇ…。
「…ふっ……」
「!!」
指先が先輩の乳首を掠めた瞬間、先輩はエロい声を出して、体を跳ねさせた。
すぐに手を引っ込めて目を閉じる。
マズイ。やりすぎた…。
「…城崎……?」
「…………」
狸寝入り。
ごめんなさい。やりすぎました…。
「んん……」
バレたと思ったけど、先輩は寝惚けていたのか、すぐに俺のことを抱きしめてまた眠りについた。
うぅ…。先輩が可愛すぎるよ…。
勃ってるのバレなくてよかった……。
「先輩、大好き……。」
反省して先輩を抱きしめて目を閉じる。
治まれ…。
ギンギンに熱くなった下半身を静まるまで待ち、眠れたのは丑三つ時を過ぎた頃だった。
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