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意地悪 2話
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透明な色をしたそれは尿には見えなかった。けれど、全然何かわからない。
「れ、零次これ何?」
「潮。潮吹きって聞いたことない?」
「え、それって女子がするんじゃ……」
「ああ、そう。漫画や小説では女が出してることのほうが多いけど、男でも出せるんだよ」
「……そうなんだ」
よかった、尿じゃなくて。零次の前でおもらしするなんて恥ずかしすぎるから。
「じゃ、そろそろ抜くか」
「あ、あ、あぁぁぁん!」
わざと回しながらプラグとローターを抜かれた。
「はぁ、はぁはぁ」
俺の背中を撫でて、零次は笑う。
「次はちゃんと、自分で何入れるか選ぼうな?」
「やめ……んっ」
腰に手を添えられたと思ったら、指でアナルを触られた。入り口に当たっているだけなのに、ゆるゆるのそこはいともたやすく指を飲み込んだ。
「海里、何入れたい?」
零次はもう片方の手でスマフォを操作して、ネットショッピングの画面を俺に見せた。
ローターにバイブに、ディルド、ピンポン玉のようなボールがいくつも重なったもの、それに何故か女性物の下着まで映っている。
「……今選ばせようとすんな」
「ええ、だって海里今選ばないといつまで経っても選ばないだろ?」
それはそうだ。セックスをしたのなんて昨日の深夜が初めてで、アナルはまだ常に緩いわけじゃないから玩具なんて何を入れてもどうせ痛くて戸惑うし、信じられない快感に襲われる。そう思ったらとても選ぶ気になんてならないから、今じゃなかったら俺は絶対にまた零次が選んでと言う。
「ほら海里、選んで」
「選ぶから指を抜け」
俺が頷くと、零次は直ぐに入口から指を抜いた。
「海里はどういうのが欲しい?」
「鳴らないやつ」
「ああ、海里ローター嫌い?」
「嫌いっていうか……うるさいし、急に強弱変わるの怖いしやだ」
零次がボタンを押すタイミングが分からないから、強さが変わった時にきちんと対処できなくて変な声が出まくっちゃうんだよな。
「んーじゃあバイブとローターは却下な。そしたらまぁ、アナルパールかなぁ」
そう言うと零次はスマフォを操作して、画面を切りかえた。
画面には1センチにも満たないボール四つ繋がっているやつや、ただでさえ九つのボールが繋がっているのに大きさが一定じゃなくてだんだん大きくなっているのとか色んな玩具があった。
「……これ、最初に入れられたやつ」
大きさが同じボールが五つ繋がっているのを見て俺は言った。
「ああ、そう。気持ちよかった?」
「……うん、最初は痛かったけど」
「そしたらここから選ぶか。……海里、ボール増やす? それとも減らす?」
「減らして」
絶対その方がいい。
「おっけー。じゃあこれかなぁ」
ボールが四つ繋がっているのをクリックして、零次は笑った。
玩具の一覧から、その商品だけのページになった。
どうやら、直径は一センチメートルじゃなくて、三センチメートルのようだった。一覧で見るとサイズが縮小されるから実際の大きさが分からなかった。
「……でかくない?」
「えー海里に入れてたのの三倍なだけじゃん」
「却下」
だけじゃないだろだけじゃ。
「はいはい。じゃあこっちは?」
スマフォを十秒ほど操作してから、零次はもう一度画面を俺に見せる。
同じ形状のだけど、これはどうやら二センチ以下のようだった。
「んーそれなら入れてもいい」
「よっしゃ。じゃあ後は乳首かな」
あぁ、そうだ。開発するって言われたんだ。
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