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意地悪 4話
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「「「おはよー海里、零次くん」」」」
ダイニングに行くと、母さんとじいちゃんばあちゃんが声をかけてきた。
「おはよう母さん。じいちゃんとばあちゃんも、おはよ」
「おはようございます!!」
零次は俺より大きな声で、挨拶を返した。
ダイニングの中央にあるテーブルには、食パンの上に目玉焼きを乗っけて、マヨネーズと醤油をつけたものがあった。
俺はテーブルの周りにある椅子に、零次と隣同士で座った。
じいちゃんとばあちゃんが俺と零次の向かい側に座って、母さんが誕生日席に座った。
声を揃えていただきますと言って、五人で食事を始める。
「零次くん、勉強順調?」
「はいまぁ。俺中学行ってないようなもんなので、無駄に覚えるの時間かかりますけど」
母さんを見て、零次は頬をかいた。
「本当にあの父親は……零次、窓壊そうとか考えなかったのか?」
「考えたよ。……一度壊した。車の中にあった証明を窓に投げて」
「え、それっていつ?」
「確かホースでいたぶられる前だから、小学校卒業して間もないくらいかなぁ。……それまでは俺足縛られてなくて。トイレも言えば家でさせて貰えてたんだよね」
縛られるきっかけがあったのか。
俺は何も言わず、零次の背中を撫でた。
「ありがと……好き」
好きの声だけ小さかった。机の下で手を繋がれた。心臓が熱い。
俺は四人に気づかれないように、平然を装ってどうにか朝ご飯を食べた。
☆☆
その日の夜、注文した荷物は届いた。じいちゃんもばあちゃんも母さんも寝た深夜一時頃、零次は俺の部屋で荷物の箱を開けた。
首輪に手錠、それにニップルにペニスリング。こんなのされたことないから、見ているだけで恥ずかしくなった。
「海里、服脱いで」
俺の照れなんて素知らぬ顔で、零次は促す。ほんの一時間前までは真面目に勉強をしていたのに、一時になった途端にこれだ。切り替えの速さが恐ろしい。まぁ別に、するのは承諾したからいいのだけれど。
「うん」
パジャマを脱いだら、すぐに首輪をかけられた。黒くて短いベルトのような形状のそれは、別につけられても痛くなかった。俺は首輪とつないであるチェーンの先についた手錠を手に取ると、それを零次の右腕に着けた。
「海里は俺のもの」
「れ、零次だって俺のものだからな」
上機嫌の零次に、そう言葉を返す。恥ずかしくてどもった。
「ああ、そうだよ」
俺の胸と性器にローションを垂らして、零次は不敵に笑う。
「……っ、あ! や、う」
右手で左右の乳首を潰されて、もう片方の手でリングを嵌められた。
金属製だからリングが押し込まれる度にゾワゾワして、身体のあらゆる所から冷や汗が出た。
俺は零次のこういう巧みな手腕が苦手だ。出したくない声が出て、嫌でも身体が可笑しくなってしまうから。
たぶん零次は、それがわかっているのにわざと手を動かして俺を戸惑わせている。
理由はよく分からないけれど、性行為をするようになってから何度もこんな感じのことをされているから、たぶんそうだ。
「あん!!」
根元までリングを持っていくと、零次はニップルで、俺の左右の乳首を摘んだ。
「ふ。可愛い」
スマフォのカメラを俺に向けて、零次は満足そうに笑う。
「と、撮るな!」
「ダーメ」
スマフォを奪い取ろうとしたらチェーンを引っ張られた。零次の胸が俺の顔に密着した。
「海里、このままベッド行こっか」
そう言うと、零次は部屋のドアのそばにいた俺を抱いて、ベッドまで連れて行った。
「はぁ、はぁ…はぁ……あ、あぁ」
乳首が常につねられているからローションで濡れてても痛いし、零次の指じゃなくて、こんな玩具で感じてしまっているのがかなり恥ずかしい。
零次はベッドの隣にある勉強机の前に置かれた椅子に座りこんで、俺を見下ろしていた。
未だにスマフォを持って、俺の姿を録画している。
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