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*愛する人のため 巻乃、鳴瀬総受け
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颯と基が敵の呪いを受け、石化してしまった。誰にも解除できない。しかし、篤史から名案が。
「…もしかしたラァ、愛の樹液(ラブエキス)なら、石化呪いを解除できるかもヨォ」
「何処にある‼︎」
「案内したげルゥ」
「僕も行く‼︎」
「2人共。気を付けて」
篤史の案内でやってきたのは、先の見えない広い洞窟。
「この先ニィ、聖樹の番人がいるヨォ。彼の要件を聞けば、樹液をくれると思うヨォ」
「ありがとう。篤史‼︎」
篤史に見送られ、洞窟へ入る巻乃と鳴瀬。彼らは颯と基の恋人である。
「…なんだか不気味だね」
「だが、アイツの情報は間違い無い。俺は行く」
「ま、待って鳴瀬くん‼︎」
鳴瀬はどんどん奥へ。巻乃も慌てて追い掛けた。通路を抜けると開けた場所に出た。
「…何だここは」
「さっきまで暗かったのに」
同じ場所とは思えないくらい、とても明るい空間だった。目の前には、巨大な樹がある。
「あれは‼︎」
「間違いない。愛の樹(ラブツリー)だ」
全てピンクに染まっている木こそ、石化の呪いを解く材料だった。そして番人がいるらしい。
「…番人は何処だろう」
『誰じゃ‼︎ 儂の縄張りに侵入して来たのは‼︎』
見上げると、同い年くらいの青年がこちらを見ていた。木から降りてくると、巻乃と鳴瀬をじっと見つめた。
『お主ら。何用じゃ』
「愛の樹液を採りに来た。これが無いと、呪いを解除できないと言われた」
『ほう。なるほどのぅ。しかし、タダで渡す訳にはいかん。儂の要件を聞き入れてもらおうか』
篤史から聞いた番人の要件。2人はどんな要件か、緊張しながら聞く。
「…一体どんな要件だ」
『そうじゃのぅ。質問に答えてもらうかの。何故、ここに来た』
「俺とコイツには大切な恋人がいる。そいつらが、呪いで石にされた。解除するには、愛の樹液が必要だと」
「…一刻も早く呪いを解きたいんです‼︎ 僕たちはどうなっても構いませんから‼︎ お願いします‼︎」
『…お主らはそやつらの事を愛しているか?』
「勿論です‼︎ 颯は身寄りがない僕に居場所を与えてくれた‼︎ こんな僕を好きになってくれた‼︎ いつも助けてもらってるから今度は僕が颯を助けたい‼︎」
『…そちは?』
「俺も同じ気持ちだ。基は見放された俺を助けてくれた。親友を失い、利き手を斬り落とし、心に深い傷を負った。それでも人間を守りたいという気持ちは健在。俺は基の願いを叶えるため。奴の右腕として、愛する者として、基を助け出す‼︎」
『あい分かった。ならば、儂を満足させてみよ。お主らの身体でな』
指を鳴らすと、何処からか触手が現れた。
「えっ⁉︎ 何⁉︎」
「なっ⁉︎」
あっという間に2人の身体は触手に拘束された。
(…本当は嫌だけど、逆らったら樹液をくれないかもしれない。颯には悪いけど、やるしかないっ‼︎)
巻乃は覚悟を決めたのか、抵抗する事をやめ、されるがままに。この触手はとても器用で、服を溶かすことなく、何も纏わぬ状態にさせた。
「…巻乃」
鳴瀬は隣で巻乃の様子を見ていた。鳴瀬は自ら服を脱ぎ捨てる。
「さぁ‼︎ 好きにすればいい」
鍛えられた鳴瀬の身体に纏わり付く。
「っ‼︎ うぅっ♡」
思わず身体が反応してしまうが、全て触手に任せる事に。
「ふぅっ♡ はうっ♡ んんぅっ♡」
2人は身体を寄せ付け合っていた。胸の先端を擦り付け、互いに舌を絡ませた。
「んっ♡ んうっ♡」
「ふぅっ♡ んむっ♡」
快楽に浸っていると、触手が片方の足を拘束して、足を上げた。そして少し太い触手が、2人の穴にゆっくり侵入し、激しく動き始める。
「「あぁぁぁぁぁぁっ♡」」
2人同時に快楽に襲われる。触手は奥を何度も何度も突く。
「あっ♡ だめぇっ♡ ああっ♡ あぁぁぁぁぁぁっ♡」
「ひあっ♡ やめっ♡ んうぅっ♡ あぁぁぁぁぁぁっ♡」
次第に絶頂がやってきて、大量に中出しされる。先端から出た精液が身体に飛び散った。触手が抜けると肩で息をした。
(あうっ♡ 気持ち、よかった♡ だけど…)
(基以外で、絶頂してしまうとは… だけど…)
「「足りない♡ もっと欲しい♡」」
番人を誘惑する2人。番人は予想外の出来事に困惑する。
(…うむ。もう満足したが、こやつらが要求してくるのなら、仕方ない‼︎)
触手が粘液を垂らしながら、2人に近付く。触手は先程とは違うらしく、凹凸が付いていた。やがて、同時にやってくる快楽。舌を突き出して、官能的な声が出る。
(でこぼこがっ♡ 中でっ♡ 当たってるっ♡)
(気持ち良すぎてっ♡ 何も考えられないっ♡)
そしてやってくる絶頂。耐えられる訳もなく、2人は達した。
「「ああぁぁぁぁぁぁっ♡」」
溢れる精液。2人はそのまま気を失った。
———
——
—
ゆっくりと目を開けた鳴瀬。先程まで衣服を纏っていなかったが、何と服が元通りになっていた。
「…これは」
『お主らが気絶してる間に衣服を纏わせた。ちゃんと洗ったから、そこは安心せい。それと、ほれ。愛の樹液じゃ』
傍に置かれていた小瓶。
『それを愛する者に願いを込めながら掛けるのじゃ。さすれば、呪いも解けよう』
「…そうか。世話になったな」
『それにしても、お主ら。余程相手を愛しておるのじゃの』
「当たり前だ。どんな時でも、愛すると決めた。この想いは誰にも譲る気は無い」
『そうか。なら、さっさと戻るのじゃ。あと、お主らがここに来た時から、時間は止まっておるから、心配せんで良い』
「分かった。感謝する」
鳴瀬はまだ眠っている巻乃を背負い、洞窟を抜けた瞬間、時間が動き出した。
(奴の言ってた事は本当だったな。これで、早く戻れそうだ)
歩き始めると、巻乃が目覚めた。
「…あれ? ここは?」
「…起きたか」
「鳴瀬くん? 僕はどうして君に背負われているの?」
「俺が先に目覚めた。それと、奴はちゃんと愛の樹液をくれた」
「…よかった。これでお互いのパートナーを戻せるね‼︎」
「…そうだな。だから、早く戻るぞ。いいな?」
「うん。大丈夫‼︎ 行こう」
無事に愛の樹液をもらえた2人は急いで戻る事にした。
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