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ハイスペックな彼氏④
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風呂から出た俺を見た先生が、人差し指をクイクイっとさせて『こっちに来い』というジェスチャーをしている。
それに素直に従い、ソファー座っている成宮先生の前に膝を抱えて座り込んだ。床には、きちんとクッションまで置かれている。それを待ち構えていたかのように、ドライヤーの温かい風が当てられた。
「ったくお前は、いつも髪ビチャビチャのまま寝ちまうから」
「あ、すみません……先生」
「てかさ、お前。プライベートで先生は止めろって言ってるじゃん」
「あ、す、すみません」
「それに謝り過ぎだし」
文句ばかりいう割には優しい手つきで髪を撫でてくれるし、プフォというドライヤーの音が心地よくて……つい眠気を誘われてしまう。
「千歳さんの手……大きくて、優しくて気持ちいい……」
自分の髪を優しく掻き上げていた手をそっと掴み、無意識に頬擦りをした。
「俺は……この手が大好きです……」
それから、フワリと唇を寄せる。夢心地で凄く気持ちいい。体と心がフワフワして、蕩けてしまいそうだ。
「葵、可愛い」
「んッ……」
ドライヤーの音が止んだ瞬間、少しだけ強引に上を向かされて、成宮先生の唇と自分の唇が重なった。
「ふぁ……んッ……」
苦しい位に唇を奪われて、俺は必死に息を整えようと口を開いた。そんな無防備な俺の口内に、チュルンと成宮先生の熱い舌が侵入してくる。夢中で舌と舌を絡ませて、必死に成宮先生の体にしがみついた。
「葵……もうトロトロじゃん?そんなに俺のキス好き?」
「うん……好き……千歳さんのキス、大好き……」
「フッ。エッロ。可愛いなぁ」
俺が唯一、成宮先生に誉められる事と言ったら、『エロい』と『可愛い』だけ。しかも、こうやってイチャイチャしている時限定。
だから、正直戸惑いは隠せないし、不安にもなる。
俺は、こんな事をするためだけに成宮先生の傍にいるんだろうか……って。
「ならさ、葵。もっとキスしてって、おねだりしてごらん?」
「え?」
「言ってごらんよ、このエロい唇で」
「いや……恥ずかしい」
成宮先生から顔を背けようとすれば、
「コラっ、逃げんな」
逆に逞しいその腕に捕まってしまった。
「言わなきゃ、これでもうお終い」
そう囁かれながら、意地悪く洋服の上から両方の胸の突起をクルクルとなぞられる。その甘い刺激に、体がピクンピクンと反応した。
「ほら、おねだりは?」
「んあっ!やぁ……」
キュッと突起を摘まれてから、カリカリと爪で引っ掻かれれば息は上がり、どんどん顔が熱くなってくるのがわかる。
全身が、成宮先生を求めてしまっていた。
「もっと……もっと、キス……千歳さん……」
「ん?」
「お願い……もっともっと虐めて?」
「大変良くできました」
満足そうに微笑む成宮先生に、再び口付けられる。舌を絡ませて、唇を吸われて。敏感な口内を遠慮なく犯されて行く。
「あ、あん……ふぁ……んッ……」
口の端からはだらしなく涎が流れ、呼吸さえままならない。逃げても逃げても、執拗に唇を追いかけられて捕まってしまう。
チュッチュッというリップ音が、やけに鮮明に鼓膜に響いて、どんどん自分が成宮先生に欲情して行くのがわかってしまった。
「ここもこんなに熱くなって……」
「ヤダ、そこは……止めて……」
「こんなにガチガチにして、葵はエロいなぁ……」
下着に手を差し込まれ、俺自身を直接撫でられる。細くて長い成宮先生の指が、自分自身に絡み付いてくるその感覚に、俺は無意識にブルブルっと身震いをする。
「もう先っぽなんてトロトロで、びしょ濡れだよ」
「嫌……そんな事、言わないで……」
必死に「イヤイヤ」をするように首を振ってみても、自分にだってわかっていた。自分自身が更なる甘い刺激を求めていることを。
先生が少し手を上下に動かすだけで、俺の先端から溢れ出した甘い蜜のせいで、クチュクチュという卑猥な水音が聞こえてくる。
先っぽをカリッと引っ掻かかれれば、
「あっ!んぁ!」
と、甘い声を我慢することなど出来なかった。
とうに下着など脱がされ、女の子みたいに股を開かされながらクチュクチュと自身を扱かれ続ければ、どんどん気持ち良くなってしまう。
「あん、あ、はぁ……気持ちぃ……あっ!」
「気持ちいい?」
もはや、甘い絶叫は絶え間なく口から溢れ出し、成宮先生の指に翻弄されてしまう。俺自身を扱く手が早くなればなるほど、グチュグチュといういやらしい音が響き渡る。
恥ずかしくて仕方ないのに。
でも、でも……気持ちいい。
「あ、出る……千歳さん……あん、あ……イク……イキそう……」
「いいよ、出しな」
「あっ、イク……イク……あ、あ!」
「葵、メチャクチャ可愛い……葵、葵……」
「あ、んぁ……!むぅ……キス苦し……ん、あん……」
津波のような気持ち良さに全てを飲み込まれそうになりながらも、成宮先生からのキスを無我夢中で受け止める。
何が何だかわからなくて、ただ気持ち良くて……涙がボロボロと頬を伝う。それを成宮先生が、チュウっと唇で掬ってくれた。
「イク……イク……あぁぁ!」
ドクンドクンと心臓が壊れてしまうのではないか、という位に跳ね上がり、体がビクンビクンと大きく痙攣する。それと同時に、ビュルルルッと成宮先生の中に熱い熱い精を放った。
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