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貴方色に染められて④
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「葵、痛くないか?」
「うん。痛く、ない……あ、んぁ……」
「痛くなんかないか……本当に気持ち良さそうだもんな」
「うん……気持ちいい……」
汗で額に張り付く髪を掻き上げてキスをしてくれる成宮先生に、俺は自分からチュウっと口付ける。
まるで硝子細工に触れるかのように自分を抱く成宮先生が擽ったくて、それが快感を助長していった。セックスする時は優しいだなんて……そんなの反則だ。
「千歳さん、あ、んぁ……なんでそんな浅いとこばっか突いてるの……?もっと、もっと奥ぅ……やぁ、そこ嫌ぁ……」
「ん?なんか文句あるの?」
優しいだなんて感動していた俺を嘲笑うかのように、成宮先生の頭からは悪魔の耳が生え、お尻には尻尾がユラユラと揺れている。
もうずっと長い時間繋がってはいるものの、成宮先生は入口をユラユラと擦るだけで、なかなか奥まで入ってきてはくれない。
イキそうでイケない……体の中で火種がグズグズと燻っているのに、なかなかそれを爆発させてもらえないもどかしさに、腰を淫らにくねらせながら泣くことしかできない。
行き場のない苦しさから解放される為に自分自身に手を伸ばそうとすれば、その手を掴まれてソファーに押し付けられてしまった。
「千歳さん……苦しい……イキたい……」
「ふっ……エッロ……」
成宮先生なユルユルと俺の入口付近を擦り続ければ、クチュクチュという卑猥な水音が嫌でも耳に飛び込んでくる。
気持ちいいのに絶頂を迎えられないもどかしさが苦しくて、俺の目からは涙がボロボロと流れた。
「もう限界?もっと、葵を苛めたかったのに」
残念そうな顔をしながら、成宮先生が俺の涙をペロッと舐めてくれる。
「千歳さん……ねぇ、お願い……もっと激しくして……あ、んぁ……」
「もっと激しくがいいの?」
「ん、ん……あ、うん……もっと奥……奥まできて……あっ!はぁ……あん、あ!」
散々焦らされきった体を、ズンッと一気に奥まで突かれた俺は、背中をしならせ全身を硬直させる。その瞬間、ピュルルルと精液が溢れ出した。
「あぁ!あ、あぁ……!」
「葵、力抜け……じゃないと出ちまうだろうが」
「やだぁ、やだぁ……千歳さん、抜かないで。俺、俺……もっと気持ち良くなりたい……」
「お前は……いつからこんなにエロくなったんだ?」
「全部、あなたが……あなたが悪い……」
子供みたいに嫌々をしながら成宮先生にしがみついつけば、強く強く抱き締め返してくれる。
「もっと、ねぇ、もっと……千歳さん、千歳さん……」
「馬鹿が、あんまり煽るな。抱き潰しちまうだろうが」
やや強引に唇を奪われたから、俺も夢中で舌を絡ませた。結ばれながらの激しい口付けに、2人の興奮はどんどん高まっていき、体と心……魂までもがお互いを求めているように感じた。
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