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Lesson.5
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久住だって、毎回すぐに服を脱がそうとしないから、きっとこの過程を楽しんでいるに違いない。
「シーツはたくさんあるので、今日はびしょ濡れにしても大丈夫ですよ」
「……ばか」
久住は爽やかな顔に似つかない、いやらしいことを言う。
お互い服を脱がせ合い、ベッドの上で裸になる頃には同じくらいに昂ぶっていた。
蕾へと触れようとするのを多希は「待って」と上擦った声で止める。
「崇嗣さんの、口でしたい」
「俺も、同じこと考えてました」
「え……わっ!」
下にいた久住が体勢を変え、多希の身体はぐらついた。
眼前には久住の下肢があり、肉竿が多希の頬に当たっている。
その形と質量を思い出し、口内に唾液が溜まるのが分かる。
「ひ、あ……!」
突然、久住に敏感なところを弄られ、多希の膝はがくがくと震える。
明かりを落とした部屋の中、身体の向きを変えられて、位置関係が曖昧だったが、今の状況を何となく理解した。
「や、いやです……これ。恥ずかしい……」
「恥ずかしいのはお互い様ですよ。多希さん、もう少し腰を落として」
──こんなの、恥ずかし過ぎる……!
久住の顔に跨がる格好になっている。
お互い様とは言うけれど、下にいる久住のほうが多希よりもずっと恥ずかしい思いをしなくて済んでいる。
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