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やがて、要の全身がとろける程に愛撫された頃、北斗の右手が要の後孔に伸ばされた。
ぎゅっと、要の身体に力が籠もる。
北斗が、要の耳朶を舐めながら囁いた。
「こっち、久しぶり?
湊さんと別れてから、使ってないの?」
なまめかしく問い掛ける北斗に、要が不安げな声で答える。
「ごめん、慣れてないのって、面倒だよな…」
「いや、慣れきってるのより、寧ろ嬉しい。
ゆっくりするから、最後まで、いい?」
「…うん」
頷くと、四つん這いの要はぎゅっと枕にしがみついた。
「ゔっ…ん゙っ…」
苦痛に耐える要の後孔を、北斗の指がゆっくりと開いていく。
たっぷりのローションにまみれた指は、あまり痛みは与えなかったが、それでも圧迫感と苦しさは、半端ではない。
三本目の指をくわえ込む頃には、要の額には脂汗が滲み、目尻には涙が浮かんでいた。
「要さん、キツい?
こっちされるの、苦手?」
心配そうに問い掛ける北斗に、要が返した言葉は、北斗が予想もしないものだった。
「…ごめん…、初めて…なんだ…。
上手く出来なくて…ごめん…」
「…え…!?
初めて…??」
北斗が目を見開いて問い返す。
「ゔ…ん…。
面倒だよね…ごめん…」
要の流す涙は、身体的な苦痛のせいだけでは無くなっていた。
北斗が、要に負担を掛けないように、そっと体制を変える。
要の背後にいた身体を、要の横に位置付け、指を入れたまま、左手で優しく要の髪を撫でる。
枕から顔を上げさせ、そっと涙を拭いて、痛みに喘ぐ唇にチュッとキスを落とす。
「湊さんとは…?」
「あんまり、こういうコト、…しなかったから…。
そもそも……ネコは…したこと……ない…」
要が震える声で呟く。
「そっか。
ごめんな、キツいよな…?
今日はこれ以上しないから、もう少しだけこのままでいていい?」
北斗が要を気遣い、優しく囁く。
「ううん。大丈夫だから、最後までしたい。
俺だって、北斗くんが好き」
「いいの?」
「ん。平気」
北斗の指が、再びゆっくりと、要の身体を開き始めた。
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