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「……こう、い、ち…。」
小さい声だけど言ってみる。
すると目の前にいる男の目がキラキラと光り出した。
「梶さん…!」
パッと首にかけられていた手を離される。その代わり身体を抱き締められた。
「大好きです…。」
「はぁ、はぁ…う、うん。」
大好きって言われてもな…俺お前のこと好きじゃないし。
「キスしていいですか?」
「はぁ……え、嫌」
だ、と言う前に貪るようなキスをされる。
痛い。傷口がズキズキと痛む。お前のせいで顔中ボコボコなんだよ、ちょっとは気使えよ。
両手で顔を抑えられて自分では顔を動かせない。濃厚なキスに頭がクラクラとしてくる。
「っは、んっ、んぁ…んん」
口の端から唾液が零れてくる。
あ、ヤバい。勃ちそう。
「んっ、んっ、はぁっ、んっ!」
光一の胸を叩くと意外とすんなり口を離してくれた。
「…梶さん、可愛いです。今すぐ繋がりた、」
「嫌だ。腰が保たない。」
あと俺は可愛くない。
キッパリ断ってやると、光一は俺の上から退いて立ち上がる。
そしてドアノブに手をかけ、
「…じゃあ少し待っていてください。顔の手当てしますから。」
と言ってニッコリと微笑みながら部屋を出て行ってしまった。
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