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「みさきちゃあああん!」
「りゅうちゃんうるさい!保健室では静かにしなさいって何度言えば、」
「痛み止め頂戴。」
「なに、りゅうちゃん生理?」
「んなわけないだろ!」
俺が今いる場所は学校の保健室。今日光一に「休んだ方が良いんじゃないですか?」という意見を聞かないで学校に来た結果。まー頭は痛いわ腰は痛いわで俺は保健室へ助けを求めにきた。
保健医の山口みさき(やまぐち みさき)センセーに痛み止めを要求する。
ドカッと固いソファに座ると痛み止めの薬を渡された。
みさきちゃんはおっぱいがデカい。何カップぐらいだろ。
「みさきちゃん飲み物。」
「コーヒーしかないわよ。」
「いいよ、それで。ほら早く。」
「本っ当に貴男はむかつく生徒ね!」
コーヒーが入ったマグカップを渡される。中身は多分ブラックコーヒー。
玉薬を口に放り込み、コーヒーを使って飲み込む。
「うわー苦い。」
「ふふっ、まだお子ちゃまなりゅうせークンにはこのコーヒーの美味しさが分からないみたいね。」
いつもの俺ならここで旨そうにコーヒーを飲み干してしまうのだが、そんな気分にはなれなくて。
「…りゅうちゃん?」
俺の異変に気づいたみさきちゃんが心配そうな声で俺の名前を呼ぶ。
いつもそんな感じで優しく話してくれたら俺みさきちゃん好きになってるのかもなー。普段のみさきちゃんも好きだけどさ。みさきちゃん可愛いしおっぱいデカいし。なんてね。はは。ははは。……はぁ。
「…りゅうちゃ、」
「……。」
小分けになっている薬を全て手の平に出し、それを口に含んでコーヒーで流し込む。やっぱりブラックは苦い。
「りゅうちゃん!!?何してるの!?」
パリンと俺の手から滑り落ちたマグカップが割れる音がする。
みさきちゃんが目の前で俺の両肩を掴み揺すりながら何かを言ってるみたいだが何も聞こえない。痛いなぁ。俺体調良くないんだから優しくしてよ。今だけは。優しく。優しく、さぁ。
痛い。痛い痛い痛い痛い痛い。頭が割れるように、何かで殴られたように痛い。腰が砕けるように痛い。痛い痛い。痛い痛い痛い。、痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
プツンと目の前が真っ暗になる。
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