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身体が重くて上手く呼吸が出来ない。
口の中をあたたかい何かが弄ってくる。歯列をなぞってから舌を絡められる。下唇を甘噛みされたときに、俺の目は覚めた。
「…んんっ!」
俺の身体に跨がっているのは茶色い髪の高身長な男。
不意に光一の顔が頭に浮かぶ。
いつ此処に来た?いつからいた?俺はどうなる?また殴られる?逃げなきゃ。逃げなきゃ!
ドタバタと暴れてもそいつが俺から退く気配はなくて。両手を掴まれて頭上に抑えられてしまった。
空いているもう片方の手で顔を掴まれて右を向かされる。
「ふ!んんっ!あっ、んぁ」
耳を舐められて軽く噛まれる。ゾワゾワと背筋に寒気が走り、俺がビクッと揺れると、そいつは顔を上げた。
「あれ、ユウコちゃんこんなにピアス付けてたっけ……って、え?」
そいつは俺の顔を見て、目を点にする。
「え、え…ほ、ほっしー…?」
「ん!んん!」
俺が返事をするとそいつは俺から手を離し、
「うわあああああああああ!!」
と叫んだ。家中にその声が響く。
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