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目の前に出されたのは熱そうなお粥。
「…要らない。」
短く返事をして、少し光一と距離を置く。
正直光一が怖い。怖くて怖くてたまらない。
何考えてんのか分かんないし。
そんなんだったら俺がこいつのことを好きになってしまえばいいんだろう。でも、出来ると思うか?
一方的に暴力振るわれてんだぞ?同意も無しに襲われて。足も切られそうに、ていうか切られた。
俺の居る世界は少女漫画の世界なんかじゃないんだ。こんなところに閉じこめられて誰がこいつを好きになる?いるとしたら誰が?相当なマゾしかいないだろ。
チラッと光一の方を見ると少し不満そうな顔をしていた。
「食べないと元気になれませんよ?」
俺の元気が無いのは誰のせいだっての。
光一の言葉を無視していると、ベッドのスプリングが鳴る音がした。
次の瞬間顎を掴まれてキスをされる。
「んっ?!ふ、んんっ、はぁっ、んっ」
光一の舌を伝って俺の口の中に何かが放り込まれる。
少し顔をしかめると、口を離された。
すかさず俺の口と鼻を手で塞がれて、呼吸が出来なくなる。
「それ、飲み込んでくれたら手離しますよ。」
そう言われて俺は少し迷った後、口の中に入れられたものを飲み込んだ。
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