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その言葉を聞いた瞬間、光一の顔から笑みが消える。
「やっぱり足切っておけば良かったですね。」
真面目な声のトーンで言われて、俺の背中に冷や汗が伝う。
もしかしてまた鋸で足を切られる?今の光一ならそんなこともやりかねない。あんな痛くて怖い思いをするのはもうごめんだ。
慌てて「やっぱり行かなくていい」と言おうとしたら、
「良いですよ。学校、行かせてあげます。」
と言って、光一は部屋を出て行ってしまった。
「え…?」
俺は目を点にして光一が出て行った扉を見る。
今、行って良いって言ったよな?
ダメと言われるかと思っていたが、どうやら違うみたいだ。
美弥達に会える。光一から離れられる。そう思うと俺の口角が少し上がった。
でも現実はそう甘くないわけで。
それから光一がローターやガムテープを持って部屋に戻って来たのは恐らく数十分後。
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