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光一side
「えっとー…梶さん?」
「……目閉じろ。」
仰向けに横になる僕の身体に跨がる梶さん。
言われた通りに目を閉じると、風呂上がりのあたたかい手で顔を包まれた。その後に降ってくる梶さんの柔らかい唇。
ちょんちょん、と舌で僕の唇をつつかれて、僕が口を開ける。
入ってきた舌が僕の舌を掬って絡めた。
僕のとは違う優しいキスで、女の人にはこんなキスをしているんだろうなぁ、なんて呑気に思った。
もっと、激しいキスがしたい。余裕が無くなるような、酸欠になってしまいそうなくらい長くて激しいキス。
梶さんの頭を引き寄せようと思って手を伸ばしたけど、その手はすぐに降ろした。
だって今は梶さんからこういうことをしてくれているんだ。今を楽しもう。
「…んっ……はぁ、」
自分の喘ぎ声とか気持ち悪いな。耳を塞いでしまいたい。
少し目を開けると、梶さんと目が合った。やっぱり顔近い。…興奮してきた。
梶さんは眉間に皺を寄せて僕と入れ替わるように目を閉じた。あーあ、このまま見つめあっていたかったのに。
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