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美弥side
太陽が真上に上がり、じりじりと日が照りつける。
俺はそこに1人。
電話をかけると、その相手は1コールもしないうちに出てきた。
『せんぱぁーい!先輩から電話かけてきてくれるなんて俺泣きそうっす!今日は美弥先輩から初めて電話来た記念日っすね!』
「流栖が学校に来ない。」
『ちょっ、俺に用があったわけじゃないんすか!?てか今屋上にいますよね!俺すぐ向かいます!!逃げないでくださいね!』
「来るな!来なくて良い!」
ブチっと電話を切り、ポケットにスマホを突っ込む。煙草とコンビニ袋を手に取って立ち上がろうとしたら、目の前に人影が見えた。
「…お前来るの早すぎ。」
「だって早く来ないと先輩逃げるじゃないっすか。ほら座ってー。」
仕方なくまたコンクリートの床に座ると、そいつは俺の隣に腰かけた。
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