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美弥side
「溜め息つくと幸せ逃げるっすよ。」
ニコッと笑っている紫音の顔が目の前にある。俺こいつにキスされた…?
「…キモ。」
「えー!酷い!幸せ逃げないように俺が留めてあげたのに!」
「だからってキスすることないだろ。」
ごしごしと口を手の甲で拭く。あーもう早くこの場から離れたい。
「良いじゃないすかーキスしたってー。男同士はノーカンすよ。」
「ノーカンでも俺はお前とキスする気はない。」
床に置いてある物を手に取り、立ち上がろうとすると、紫音に身体を押される。俺はバランスを崩して仰向けに倒れた。
「いってぇ…。」
頭を打ってしまったせいか、ズキズキと後頭部が痛む。目を開けようとするが、日が眩しくて目が開けられない。
「…俺は美弥先輩とならキスもそれ以上のことも出来ますけどね。」
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