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美弥side
「ふっ、はぁっ…っん」
手探りで紫音の髪を掴み、思いっきり引っ張る。すると紫音の片手が俺の顔から手を離し、髪を掴んでいる手に伸びた。
そのときに顔を床に向けるように倒す。やっと目を開けることが出来た。
「お前…退けろ。」
「嫌っす。だって先輩も勃ってきてるんすよ?」
「これは生理現象だ!」
掴まれていないもう片方の手で紫音の胸を押して起き上がる。紫音は渋々俺の上から退いた。
俺の身体は酷く汗をかいていて、涼しい場所に行きたくなった。…保健室にでも行くか。でもその前にトイレだな。
煙草だけ手に取り立ち上がる。屋上にある扉に向かって歩いていると俺の残りの荷物を持ちながら紫音が俺の隣に並んだ。
「何処行くんすかー?」
「保健室。」
「あー!初めてはベッドの上が良いってことっすか?!」
「ちげーよ!」
俺より少し背の高い紫音が俺の首筋に顔を埋める。次の瞬間にチクリと痛みが走った。…嫌な予感。
その後トイレにある鏡を見たら、がっつり見える場所にキスマーク。
「先輩キスマークエロいっすね!いただきますっ!」と言って飛びかかってくる紫音の頭を引っ叩いてやった。
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